おつかい。 ページ4
Aside
『ふぅ。』
何故かお使いを頼まれてしまった。面倒臭いが、城にいるのも暇なので引き受けることにした。
買ってきて欲しいと言われたのは、花の種。
すぐに花屋に着いたので早速買って店を出る。
『え?』
私の目に映ったのは、水色の髪とピンクの髪の男。
どうしてここに…。
王子が出かけている場合、城の関係者全員に連絡が入るはずだが、連絡は入っていない。抜け出して来たのだろうか。
この仕事をやっている以上、見て見ぬふりをするわけにはいかない…
はぁ。
『あの、』
さ「あ」
こ「あ」
確保。
2人の腕をがっちり掴んで人気のない方へ連れて行く。
『どうしてこんなことを…はやく城へ戻った方が身の為ですよ。』
こ「ごめんなさーい。だってちょっと街に出かけるだけだったんですよ?」
頬をぷくっと膨らませるころん王子。
さ「厳しいな〜だってちょっと出かけるだけでSPさんいっぱい着くんだもん。面倒臭いじゃん。」
さとみ王子もそう愚痴を零す。
『私だって、無視したかった位です。お金を頂いている以上、そういう訳にはいきませんし。これは貴方達の為です、今戻ればバレないかも知れませんよ。このことは秘密にしておきますから。』
2人は「はあーい」と返事をする。
こ「何でこんなふうに生まれちゃったんだろ〜普通が良かった。」
ころん王子がふと口にした。
さとみ王子も「うんうん」と頷く。
『ないものねだり、』
こ「え?」
くるり、ところん王子がこちらを向く。
『いえ、何でもないです。はやく戻りましょう。』
人間はないものねだりだ。他人が持っているものばかり羨ましくなる。
ころん王子もさとみ王子も私にないものを沢山持っている。
なのに、まだ欲しいのか。
贅沢を言わないで頂きたい。
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いるか(プロフ) - ゆきのさん» ははぁ、コメ返大変遅くなりました!ごめんなさい!ありがとうございます!!!今、他の掛け持ち作品を完結させる為にこの作品が更新出来ていません、、、でも、それが完結したら更新頑張ります!!! (2019年5月10日 19時) (レス) id: d81cddb83e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの - 続きが楽しみですっ!更新頑張ってください! (2019年4月2日 15時) (レス) id: f9e1de5cb4 (このIDを非表示/違反報告)
いるか(プロフ) - 銀 華 *@ぎんかさん» 銀華ちゃーん!お久しぶり!本当に!?ありがとうありがとうありがとう!めっちゃ嬉しいー更新頑張るね!!! (2019年3月10日 10時) (レス) id: d81cddb83e (このIDを非表示/違反報告)
銀 華 *@ぎんか(プロフ) - え.....待って、なにこれ。ちゅき()いるちゃ、更新頑張ってねん←それとお久ですん()応援してるよん!! (2019年3月10日 10時) (レス) id: 18433396dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いるか | 作成日時:2019年3月3日 16時