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カフェにて。 ページ11

Aside





さっき家でテレビを見てたらピコンと通知が来て、




沙里さん久しぶり!今暇?良かったらお茶しない?



との事。沙里(さり)さんとは、前お城で働いてた上司。結婚して仕事辞めたけど、たまに連絡がくる時がある。



どうせすることないし、と思い




いいですよ。



と返信し近くのカフェに向かうことにした。




カフェの扉を開けると、もう窓際の席に沙里さんが座っていた。少しウェーブがかった茶色の髪と綺麗な瞳。





服も今どきの流行りを取り入れているのだろうか。



相変わらずオシャレだ。


『お久しぶりです。』



沙里「うたちゃん、急にごめんね〜」




私の苗字が雅楽川だから「うたちゃん」と呼ばれているんだ。



『全然大丈夫ですよ、暇してたので。』





それはよかった、と沙里さんは笑う。


そして、私の前にメニューを広げた





沙里「私が奢るからなんか頼みな?」


『自分の分くらい、自分で払いますよ。』


沙里「ダ〜メ。ね?黙って奢られときなさいよ笑」




私は渋々頷いて、ミルクティーを頼む。





沙里「最近、どう?」



『まあ、順調ですよ。…沙里さんは幸せそうですね。』



沙里「幸せだよ〜毎日が楽しい。」






毎日が楽しい、か羨ましいな。






沙里「うたちゃんは、好きな人とかいないの?」



『いないですよ。好きな人なんて。』



言ってしまえば、好きになれる人がいないのだ。





沙里「そっか〜、勿体ないうたちゃん可愛いのに。」



全然可愛くなんてないです、と呟く。


可愛いよ、と言ってくれるけどそうはおもえないな。



店員さんが運んで来てくれたミルクティーに口を付ける。



優しい甘さが口の中に広がる。





『美味しい。』






そう言って窓の外を眺める。



イチャイチャしてるカップルや、仲の良さそうな親子に兄弟。子供を抱いた夫婦。





幸せそう。同じ地球に生まれたはずなのに、ここまで差が出来てしまうのか。









さてと、ここら辺で私がこんな性格になってしまった理由と言える、過去のお話でもしましょうか。

過去の話。→←欲しいもの。



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いるか(プロフ) - ゆきのさん» ははぁ、コメ返大変遅くなりました!ごめんなさい!ありがとうございます!!!今、他の掛け持ち作品を完結させる為にこの作品が更新出来ていません、、、でも、それが完結したら更新頑張ります!!! (2019年5月10日 19時) (レス) id: d81cddb83e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの - 続きが楽しみですっ!更新頑張ってください! (2019年4月2日 15時) (レス) id: f9e1de5cb4 (このIDを非表示/違反報告)
いるか(プロフ) - 銀 華 *@ぎんかさん» 銀華ちゃーん!お久しぶり!本当に!?ありがとうありがとうありがとう!めっちゃ嬉しいー更新頑張るね!!! (2019年3月10日 10時) (レス) id: d81cddb83e (このIDを非表示/違反報告)
銀 華 *@ぎんか(プロフ) - え.....待って、なにこれ。ちゅき()いるちゃ、更新頑張ってねん←それとお久ですん()応援してるよん!! (2019年3月10日 10時) (レス) id: 18433396dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いるか | 作成日時:2019年3月3日 16時

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