飛崎羽純のψ難２ ページ3
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ましてやあの斉木さんが、普通に消去出来るような保存の仕方をする訳がない。
ていうか何で私の写真なんて保存してるんだこの人。
もう斉木さんの気は済んだだろうか。
朝からHPがグッと減ったような気がする。
「も、もういいですか？今日は斉木さんのご両親にご挨拶するんですよね。お迎えに行かなくていいんですか？」
「ん？まだ昨日の事については終わってないよ」
「え、っきゃ！」
斉木さんは突然席を立ってこちらに歩みを進めると、私を押し倒した。
「ちょ、もう時間になっちゃいますよ！」
私の制止は全く聞かずナイトウェアのボタンを外すと、私の胸元に顔を埋めた。
舌が這う感覚や斉木さんの浅い呼吸を感じると、私は昨夜の出来事を思い出してしまい、身体の奥がじわじわと熱くなってくる。
「ふ、うう……だ、駄目ですよ。時間なくなっちゃ、いった！また痛くするの止めて下さい！」
「ホントは好きなクセに」
「痛いのは普通に嫌です！斉木さんじゃあるまいし……痛い痛い！ごめんなさい失言でした！！」
ポロッと思っていた事を言ってしまったが最後、斉木さんは私の胸元に何箇所も痛みを残した。
この噛み付かれてるのか、吸われているのかがよく分からない行為は、昨夜の仕返しという事だろうか。
ジンジンと軽い痛みはあるが、すぐ治りそうだ。
これが仕返しなら可愛いものだ、と私は高を括った。
その後に本当の仕返しが待っているとも知らずに。
「まぁいいや、これ以上やると本当に時間なくなっちゃうし。あ、そうだ、今日はこの洋服着てね」
テーブルに置かれていた洋服をズイッと目の前に差し出され、条件反射的に受け取った。
「わ、私用意してる服あるんですけど……あ、でも可愛い」
「でしょ？デコルテも見えて綺麗に見えると思うよ」
「き、綺麗……」
『綺麗』という言葉に目敏く反応してしまった。
「何？」と尋ねられ、慌てて「何でもないです」と誤魔化した。
斉木さんには研究で成果を出した時や、研究の補助をした時に褒めてもらった事があったが、外見について褒められた事がないのだ。
斉木さんは他人の外見なんて毛程も興味がないから、仕方がないと言えばそうなのだが。
それでも女子ならば、好きな人に一度は言われてみたい。
一度だけ「意外と胸があるんだね」と言われたが、あれは褒めているというよりからかわれていただけのような気がする。
これを着れば、斉木さんが褒めてくれるんでは！？
この下心から、私は食い気味に「着ます！」と宣言した。
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あああ - 30ページ、アルカイックスマイルじゃないですかね、、、？ (2020年4月3日 18時) (
レス) id: 400d3f0549 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - いふれんさん» 改造人サイダーマン２号は、まさかのあの方です笑 (2018年8月27日 23時) (レス) id: 59706cc241 (このIDを非表示/違反報告)
いふれん - 遊太君が言う、改造人間サイダーマン二号ってま、まさか……あの人か (2018年8月27日 16時) (レス) id: 083c75066f (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ポエムさん» なんと…！嬉しくてつけ上がりそうです（笑）空助さんらしいとかホント嬉しいです！羽純まで可愛らしいなんて言って下さってニヤニヤします…！応援ありがとうございます！ (2018年8月17日 17時) (レス) id: 59706cc241 (このIDを非表示/違反報告)
ポエム(プロフ) - やばい…めちゃくちゃ面白いです…！！空助がまさに空助らしい口調で最っ高…羽純さんもとても可愛らしいです…！陰ながら応援しております…！！！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: 40cccc9e32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさぎ | 作成日時：2018年7月15日 17時
