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二宮家にやってきて一ヶ月が経とうとしていた。
日々のペースがほとんど同じだから、慣れてきた。
蓮くんも良い子だし、私にも懐いたようで、最近よく絡んでくる。
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今日はお迎え前に、本屋でファッション雑誌と恋愛小説を買って、幼稚園へ向かう。
自転車なんて、最近はめっきり乗って居なかったけれどこんなにも便利だったとは気づかなかった。
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自転車置き場に自転車を停めたらいつものように、蓮くんの教室へ向かう。
そして、いつものように相葉先生に挨拶して、蓮くんがやってきて…。
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蓮「あしたがおわればーなつやすみー♪」
「え、そうなの？」
帰り道、信号待ちで止まった時に、蓮くんがノリノリで言った。
蓮「おたよりにかいてあるってー」
相葉先生とのお便りのやりとりは和也さんがしていて、夏休みの事は何も聞いていなかった。
「じゃあ月曜日からお休みなんだ？」
蓮「うん」
「夏休みか〜」
蓮「なにしよっか〜？」
「何したいですかー？」
また自転車を漕ぎ出す。
蓮「まずねーAのけーごをやめさせるー」
「…敬語？」
蓮「うん。タメにさせる。」
「わかった。じゃあもう敬語は使わない！」
蓮「うん！あとねー、プールいきたいの！」
「プールか〜」
蓮「あたらしいみずぎ、かってもらわなきゃ。あとはー」
あれもこれも、とやりたいことが沢山出てくる。
どれもお金がかかるようなことで、和也さんにきいてみなきゃなーって思いながら聞いていた。
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家に帰れば、蓮くんは自ら、和也さんが出した宿題をやり始める。
これをやらなきゃ、ゲームさせてくれない、らしい。
ひらがなの練習帳を開いて黙々と鉛筆で文字を書いていく。
途中、様子を伺おうと、料理していた手をとめて、ソファーの後ろから覗き込む。
「字、上手だね」
蓮「クラスでいちばん、おれが、じ、きれーにかけるって、まさきがいってた。」
ニコーっと笑って私の方に振り返る。
私、この笑顔でやられてます。
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和沙(プロフ) - 瑤子さん» はい、応援しています。 (2014年10月27日 16時) (
レス) id: 54774a1bc1 (このIDを非表示/違反報告)
misaki3211(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2014年10月23日 23時) (レス) id: a559ffeab4 (このIDを非表示/違反報告)
瑤子(プロフ) - 和沙さん» コメントありがとうございます。愛読だなんて！照れます！楽しみにしている、というお言葉だけで、ご飯が食べれます。それ位嬉しいです。相変わらずの更新頻度かもしれませんが、これからも応援よろしくお願いします。 (2014年10月23日 17時) (レス) id: f92973b538 (このIDを非表示/違反報告)
misaki3211(プロフ) - 更新楽しみに待ってます。 (2014年10月18日 19時) (レス) id: a559ffeab4 (このIDを非表示/違反報告)
和沙(プロフ) - 初めまして、この小説を愛読させていただいている和沙と言います。私は毎回の更新を楽しみにしています。ご自分のペースでいいので頑張って下さい。本当に応援しています。 (2014年10月17日 23時) (レス) id: 54774a1bc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑤子 | 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/youko8509
作成日時：2014年8月2日 17時
