23 ページ23
．
園を後にして、今日は真っ直ぐ寄り道せずに家に帰る。
途中、蓮くんから今日の出来事を聞いて、幼稚園生の時、自分はどんなだったかなーなんて考えたりもした。
．
夕飯の支度をしていたら、予定よりも早くに和也さんは帰ってきた。
「おかえりなさい」
蓮「おかえりー！とーちゃんきいて、あのね！」
出迎えてすぐ、蓮くんが、和也さんに今日あったことを話始める。
私は和也さんから鞄とスーツのジャケットを受け取って、一足先にリビングへ戻る。
蓮くんと和也さんの笑い声が家中に響いて、これが家族なんだな、って思った。
．
「ご飯、出来ましたよー！」
部屋着に着替えた和也さんと並んで蓮くんまでゲームをしてる。
しかも二人とも猫背で同じような格好。
和也「……」
蓮「まって…」
二人とも黙々とやるもんだから、参っちゃう。
．
和也「考えたらシチューなんて夏に暑くね？」
蓮「たべたかったんだもん、シチュー。」
蓮くんリクエストのシチューwithロールパンを作ったはいいけど、和也さんの言葉はごもっともだ。
作る側のこちらも暑かった。
和也「明日は冷やし中華がいいな」
ロールパンを千切りながら和也さんは言う。
蓮「あしたはハンバーグ！」
和也「お前今日リクエストしたんだから、明日はとーちゃんだろ」
蓮「…明後日は焼肉食べたい」
いーって蓮くんが和也さんにする。
和也「魚も食え魚も」
蓮「とーちゃん、さかなキライなくせに」
2人の言い争いが面白くて仕方がない。
和也「わかった。じゃあ、毎週土曜日は俺らのリクエストじゃなくて、あなたが食べたい物作ってよ」
「私ですか？」
一緒にご飯を食べていた私は急に話を振られて手が止まった。
和也「そ。日曜日はあなたお休みだし。自由にしていいけどさ。土曜日の夕飯はあなたが作りたいものを作る、どう？」
「わかりました、そうしましょう」
日曜日は完全なる休みで、とは言っても私の今の家はここだし、顔を合わせるのは確実なので、休めるような気はしない。
蓮「やきにく…」
蓮くんは焼肉が通らなくてブウたれてる。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 754人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和沙(プロフ) - 瑤子さん» はい、応援しています。 (2014年10月27日 16時) (
レス) id: 54774a1bc1 (このIDを非表示/違反報告)
misaki3211(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2014年10月23日 23時) (レス) id: a559ffeab4 (このIDを非表示/違反報告)
瑤子(プロフ) - 和沙さん» コメントありがとうございます。愛読だなんて！照れます！楽しみにしている、というお言葉だけで、ご飯が食べれます。それ位嬉しいです。相変わらずの更新頻度かもしれませんが、これからも応援よろしくお願いします。 (2014年10月23日 17時) (レス) id: f92973b538 (このIDを非表示/違反報告)
misaki3211(プロフ) - 更新楽しみに待ってます。 (2014年10月18日 19時) (レス) id: a559ffeab4 (このIDを非表示/違反報告)
和沙(プロフ) - 初めまして、この小説を愛読させていただいている和沙と言います。私は毎回の更新を楽しみにしています。ご自分のペースでいいので頑張って下さい。本当に応援しています。 (2014年10月17日 23時) (レス) id: 54774a1bc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑤子 | 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/youko8509
作成日時：2014年8月2日 17時
