早暁―４― ページ42
「やっぱりこうなるとは思ったけど、まさかこんなに早く正体をバラすなんて……」
聖香はぼそりと呟いた。
「二人だけだと思わないでくださーい！」
隠れていた花音が大量のファイアー・ボールを放った。
「あああ、あちちち！ちょっ、あのっ、花音さ、私たちも巻き込まれてますけどお！？」
絵真が叫ぶ。私もさっき、危うく髪の毛が燃えるところだった。
「えー？ごめーん」
いつにも増して、ぽやぽやとした声で花音は返事をした。
「花音の魔法は強いけど、攻撃範囲を考えないと、私たちまで死に兼ねないからね……」
愛依が苦笑いで言った。
「じゃあ、とりあえずこの件を片付けますか！」
「そんな簡単に殺られるわけにはいかねえ！やれ！」
堀野の声と同時に、他の人たちは私たちの方へと向かってきた。
「ようし、もう一回ファイアー・ボールを……」
花音が意気込んでいたところ悪いが、全力で止めさせていただいた。
「ふーはははははー！私は風！」
絵真が太刀を振り回している。それに合わせて
「ぐえっ」
「ぐはっ」
と、血思蝶の構成員たちが次々と倒されていく。
「うおおおりゃあああ！」
愛依も全力で暴れている。
＿＿私もやっちゃおうかな。
「必殺！顔面に跳び蹴りっ！」
高くから、構成員の顔を狙って跳び蹴りを喰らわす。
「がっ……！？」
構成員が吹き飛び、後ろにいた他の構成員に当たり、吹き飛び……を繰り返して負の連鎖を繰り返していく。
「我最強なり！ふはははは！」
私たちは、無理矢理押さえ付けられた花音を他所に、好き勝手暴れていた＿＿。
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もろこし24%(プロフ) - ミドナさん» もうネタがねえんだよおおおおおお (2017年12月10日 16時) (
レス) id: 6a0145c3dd (このIDを非表示/違反報告)
ミドナ(プロフ) - 続"編"く"れ"よ"ぉ"続"編" (2017年12月10日 15時) (レス) id: 8247a06a22 (このIDを非表示/違反報告)
らにか(プロフ) - コメントありがとうございます！そうです。樹くんにはお金が無いんですw (2017年11月5日 0時) (レス) id: 957ff0ed71 (このIDを非表示/違反報告)
エアロ - 樹さんお金ないの草ｧ！ (2017年11月4日 3時) (レス) id: 9736c44b20 (このIDを非表示/違反報告)
やぬめ - すごく面白かったです！少し急で驚きましたが続きも待ってます！！ (2017年10月15日 21時) (レス) id: 1fdeedf178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らにか | 作成日時：2017年10月14日 21時
