ずっと隣で。2【切島鋭児郎】 (ページ17)

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ヴィラン連合のアジトらしきところに爆豪くんと拘束された。

ニュースは今回の合宿襲撃事件でもちきり。

死柄木弔に対してトラウマが拭えない私にとって
地獄のような空間だった。

呼吸が乱れるのを何とか抑えるので精一杯だった。

ヴィラン連合に勧誘され続け、それを断り拘束が解かれることは
なく助けをただ待つことしかできなかった。

流れるテレビの中では会見がはじまった。

完全なる悪者扱い。

死柄木「不思議なもんだよな〜なぜヒーローが責められてる？
奴らは少し対応がズレただけだ。守るのが仕事だから？
誰にだってミスのひとつやふたつはある。
お前らは完璧でいろって？現代ヒーローは硬っ苦しいなぁ。
爆豪くん、澪ちゃんよぉ。」

思想を語り終えた死柄木は私たちの拘束を解いた。

この人数で下手に暴れるのは、状況を悪化させかねない。
それをわかっての拘束解除なのだろう。

ならば不意をつくのみ。

拘束がとかれた瞬間、爆豪くんも同じことを考えていたらしく
攻撃をしかける。

ヴィラン連合と膠着状態に陥っているとドアをノックされ
ピザ屋がきた。

気をひかれていると、
壁が破壊されプロヒーロー・警察たちがやってきた。

助かると安心したのも束の間、
ヴィラン側に動きがあり別のアジトらしき場所に
ワープで飛ばされた。