とある生徒と歌姫先生のお話

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｢それで何も予定無いなら一緒に東京いかないか？


東京は電車の乗り換えがややこしいから俺にはよく分からん

十六夜のが分かるだろう。｣



依｢要はナビ係って訳ね｣




いや、あの、あんなこと言われた後に着いていこう、なんて思えないです。


真依先輩たちもそう思ったのか｢行かないだろ｣って顔をしていた。



うん、申し訳ないけど断ろ──




｢もちろん、俺が誘ったんだ。少しは出すぞ｣



｢え、いいんですか！？行きます


いやー、ちょうどその日までのイベントあったんですよね｣




即答で答えると霞先輩に苦笑されて桃先輩と真依先輩に呆れた目をされた。



東京楽しみだな〜




｢今回は高田ちゃんの個握ですか？それともCDのリリースイベ？｣



｢サイン会だ｣



｢えっサイン会当たったんですか！？すごっ


私まだ──の当たったことないんですよね

直筆サイン付きのCDやブロマイドは当たったことあるんですけどね｣




お互いの推しのイベントやキャンペーンについてついつい盛り上がって話す。




｢あーあ、Aちゃんのスイッチ入っちゃったよ｣




｢ああなると着いていけないわ｣




｢私、あの状態のおふたりのお話、全然理解できないんですよね……｣



｢大丈夫よ、それ霞だけじゃなくてみんなだから｣



｢まぁはしゃいでるのは可愛いんだけどね｣




そのあと20分くらい推しについて語り合ったあと週末のある程度の時間を決めて東堂先輩は戻って行った。




｢すみませんでした。つい、盛り上がって｣



桃｢いや、いつもの事だし｣



｢それにしても良かったんじゃない？行きたかったイベントに行けるようになって｣



｢はい！すごく楽しみです


はやく週末ならないかなー｣




キーンコーンカーンコーン




霞｢チャイムなっちゃいましたね。


そういえばA、午後の授業は実習って言ってなかった？｣



｢あっ、そうでした…！


すみません、私先戻りますね！｣




早く行かないと遅れちゃう


私は急いで片付けて、先輩達に軽く頭下げてから走って教室へ戻った




依｢忙しないわね｣


━━━

前話と全然違う感じの性格?になってる気もするけど気にしないでください()

先生と同じ学生(先輩)とでしっかりと接し方にメリハリのある礼儀正しい?子と思っていただければ

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