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もうひとつのも見ようと1度缶をしまいラッピングされた袋を取り出す。
中には
『ミニタルトだ!』
チョコのミニタルトがいくつか入っていた
「そっちは、私が作ったやつ。
ほら、バレンタインの時、私が甘いの苦手だからって他の子とは違うのを作ってくれたでしょ?
だからってのもおかしいかもしれないけど私も何か十六夜の好きなの作ってみようかなって。」
と、先生は、照れくさそうに言う
「ただ私は十六夜や西宮達みたいに普段からお菓子作る方じゃないし、口に合うか分からないから。
もしお口に合わなかった時の為にって、市販(さっきの缶)のと2つセット。
食べてみて口に合わなかったら──」
『へ?むぐ』
「ちょ、もう食べてるの!?」
『美味しそうだったのでつい……
でもすごく美味しいですよ!』
美味しいの言葉に先生は安心したように笑う
「そう、なら良かった。」
『こんなに美味しいの作れるなら、せんせ、もっとお菓子とか作ればいいのに』
「そんな時間あまりないわよ。
それにお菓子作りはあんた達がしてれば十分」
『えー…』
先生がまたお菓子作れば食べたいのになあ。
「Aちゃ〜ん!」
少しの間先生と話してると遠くから桃先輩が手を振っていた。
『あ、桃先輩!
そうだ、今日帰ってから先輩と出かける予定あったんでした…!』
「そうなの?呼び止めてごめんなさい」
『いえ全然。これ、ありがとうございました!
残りは寮で美味しく頂きますね
では、失礼します』
先生に軽く頭を下げて、__気をつけて帰るのよ。という言葉を背中に桃先輩の元まで走る。
『すみません、遅くなりました』
「ううん。全然。
それより……」
先輩はニヤリと笑う
『?』
「Aちゃんすごく嬉しそうじゃない
その袋、先生からのお返しでしょ。何貰ったの?」
『へへへ。秘密です』
滅多にお菓子とか作らない先生の手作り、なんて知ったらきっと欲しがられちゃうから。
「何よそれ〜。まぁAちゃんが嬉しそうだしいっか。
さ、時間が無くなっちゃうわ。はやく行きましょ!」
『はい!』
━━━
バレンタインに続きホワイトデーも遅刻。
ほら、しょうがないね!歌姫せんせ、最近、任務で高専にいなかったから!(って設定で逃げる)
いや、その、私情ですけど引越し準備が大変でしてですね。
……更新頑張りまーす
歌姫先生からチョコを貰いたい人生だった
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田中たけし(プロフ) - 面白かったです続き待ってます (1月5日 0時) (レス) @page28 id: 9d82b80c5a (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白くて好きです。最高です!次の更新待ってます。 (2022年5月28日 17時) (レス) @page21 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
*糸兎*(プロフ) - 和春さん» コメント&嬉しい言葉ありがとうございます!!✨そう言って貰えてすごく嬉しいです!これからも頑張ります🥰 (2022年3月18日 0時) (レス) id: edf6a6bbda (このIDを非表示/違反報告)
和春(プロフ) - コメント失礼します。Twitterの方でたまたまお見かけして、「歌姫先生の小説なんて珍しいな〜」って好奇心で読んだのですが……めちゃくちゃホッコリしました🥰陰ながら応援してます💪 (2022年3月17日 16時) (レス) @page11 id: 8b22aedf3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*糸兎* | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/sena_livre
作成日時:2022年1月10日 12時