俺が奪いに行くから。 (ページ41)

今日:9 hit、昨日:30 hit、合計:110,385 hit

・ページ41

あれから１年後。

大学3年生になった私は

春風が気持ちいい晴れた日の

綺麗な空の下で告白をされた

JK「A。俺と付き合ってください。」

『…………！』

JK「……ダメ？」

『……ジョングクのことは好きだけど、恋愛としての好きじゃない。』

『でもなんでだろう。この間からね、ジョングクが近くにいると胸がキュって痛くなる。』

JK「今も？」

『……うん。なんか胸の奥の方が痛い。』

JK「じゃあ、こうしたら？」

“ぎゅっ”

『ちょっ…ジョングク？』

JK「ハグしてたらどう？」

『すっごいドキドキしてる。』

JK「それは俺のことが好きなんじゃない？」

『そ、そうなのかな。』

JK「……返事、教えて？」

私、ジョングクのこと好き…なのかな。

……うん。好き。

この胸がキュってなるのは

私がジョングクの事好きだから…だよね？

1年も恋をしてなかったからこの気持ちがなんなのかよくわからないや。

でも、ジョングクと一緒にいると楽しい。

胸がキュってなるけど。

こんな私でいいのかな。

また、新しい恋を私は始めていいのかな…。

『わ、私……』

私、新しい恋を始めたい。

『私も…ジョングクの事……好き。』

JK「じゃあ、今日から恋人って事だね。」

『恋…人……』

JK「うん。恋人。」

JK「俺はAを悲しませたりしないから。」

『うん。』

JK「俺がAを守ってやる。」

『ふふっ。お願いします。』

JK「約束する。」

『うん。約束ね。』