俺が奪いに行くから。 (ページ36)

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ーJMsideー
やっとAと話せる。

そもそも元から僕は先輩のことなんて好きじゃなかった。

逆に苦手だった。

会社でも会社終わってもいつも僕に着いてきて

嫌で嫌で仕方なかった。

先輩と出掛けないと家に来るとか言うから、仕方なく先輩に付き合わなきゃ行けなかった。

振り回されてるようにしか思わなかったけど。

家になんて来て欲しくないし。

僕にはAがいるし。

ジョングガには先にバレてたし。

ジョングガ、きっとAが好きなんだろうな。

俺が奪いますって。

本気なんだね。

僕だって負けないよ。

Aの彼女は僕だから。

ジョングガに言われて僕も改めようと思った。

先輩に振り回されるのやめよう。

先輩と外で別に会いたくないし。

先輩は会社でいつも着いてくるけど

なんとかして外で会うのやめた

けど

クリスマスの日。

Aとイルミネーションを楽しむはずだったのに。

先輩。先輩のせいで全てが壊れた。

先輩が俺の後を勝手についてきた。

先輩とキスなんてしたくなかった。

好きでもない人とキスなんてしたくなかったのに。

タイミング悪くAが見ちゃったし。

先輩って、本当に嫌いです。

今から本当のことを話したいんだ。

信じてくれないかもしれない。

それでも僕はAに伝えたい。

A。

大好きだよ。