Sunday ページ12
『テヒョンさんが悪いって、どういう事ですか…？』
聞いていいのか分からないけれど、気になって思わず聞いてしまった。
TH「この話、誰かに話すのなんて初めてなんだけど……」
TH「聞いてくれる？Aちゃん…」
『もちろんです、なんでも聞きます』
TH「ありがとう」
いつもの優しい笑顔とは違って、少し暗い表情をするテヒョンさん。
TH「僕ね」
TH「一日ずつ、違う僕なんだ」
『…えっ？』
テヒョンさんから発せられた言葉に頭が追いつかない。
一日ずつ、違うテヒョンさん……？
それって一体、どういう事なのだろうか。
TH「一日ずつ、記憶が違うの」
TH「月曜日の僕は、月曜日の記憶しか知らない」
TH「だから…他の曜日の僕は、全ての曜日の記憶を知らないんだ…」
そんなこと、知らなかった。
一日ずつテヒョンさんの記憶が違うだなんて。
TH「月曜日の僕はAちゃんが1番よく知っているテヒョンだと思う」
TH「火曜日の僕はやる気がないバイトのコンビニ店員。初対面の人には素っ気ないけど、本当は意外にチャラいやつなんだ」
TH「水曜日の僕はよくお酒を飲んで酔ってる。女癖が悪いから、もし会ったとしたらAちゃん気をつけてほしい」
TH「木曜日の僕は本が大好きですごい真面目なやつなんだ。よく図書館に行って本を読んでるみたい」
TH「金曜日の僕はカフェの店員をしてる。結構フレンドリーなやつだから、仲良くなったらたくさんサービスしてくれるかも」
TH「土曜日の僕は彼女がいる。他の曜日の僕は彼女がいることを知らなくて、土曜日だけの専用彼女なんだ」
テヒョンさんの説明のおかげで、月曜日以外のテヒョンさんが私のことを覚えていなかった
『…でも、どうして曜日ごとの自分が分かるんですか？』
TH「日曜日の僕だけ、1週間全ての僕のことが分かるの」
TH「日曜日になると一気に1週間分の記憶が蘇ってきて、その日1日何をしたのかも、次の週の予定も全てが分かるんだ」
TH「けどね、日曜日の僕しか1週間全ての記憶を覚えていないから…明日になったら今日のことは忘れちゃってる」
TH「1週間全ての記憶を知ってても日曜日の僕は日曜日にしか現れないから、どこかの曜日が迷惑をかけていたとしてもどうすることも出来ないんだ…」
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鹿(プロフ) - 思ったよりテヒョンイに闇が… (12月14日 10時) (
レス) @page22 id: ff43409288 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - このお話更新していただけませんか？？？（しつこくて本当にすいません。あまりに気になって…） (9月20日 13時) (レス) id: 750dcb0c74 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 鹿さん» 大変お久しぶりになってしまってごめんなさい。ゆっくりですが完結させる予定ですので、気長に待っていただけると嬉しいです…！ (2023年1月24日 16時) (レス) id: b98f5dc00f (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - この話とても好きです！是非続きをお願いします！ (2022年9月4日 1時) (レス) id: 85d668f84a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう
| 作成日時：2022年7月23日 23時
