月曜日のテヒョンさん

Monday ページ2

美少年に声をかけてもらってから、早くも1週間が経った。




今日も公園のベンチに美少年がいると信じて、家を出る。




『…あ』




「あ！！おはよう！！」




今週もまたあの美少年に会えた。




『おはようございます』




「また会えたね！」




『またお会い出来ましたね』




「月曜日なのに1時間目から授業あるの？」




『あるんですよ…』




「荷物も多いね…」




『毎朝重いです…』




教科書やパソコンが入って重いのに、リュックじゃなくてトートバッグを使って肩にかけている私は馬鹿だと改めて思う。




「はい、これ！飴ちゃんあげる！」




美少年から貰ったのは、いちごミルク味のキャンディ。




「この飴、結構お気に入りなんだ！」




『ありがとうございます！！』




月曜日の朝、美少年と少しだけでも話せるこの時間がとても楽しい。




「また次も会える気がする」




「また会ったら、声かけてもいい？」




『は、はい！！』




「やった！！ｲﾋﾋ」




口を四角にして笑う美少年。




笑ったらこんなに可愛いんだ。




新しい発見をして、なんだか胸が高鳴る。




「行ってらっしゃい！気をつけて行くんだよ！」




『はい、行ってきます！』




キム・A……




月曜日に公園にいる美少年に一目惚れしちゃいました。

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