ーYousideー ページ27
“ガチャっ”
『うわぁ、懐かしいな笑』
『…ただいま』
懐かしの宿舎へ着いた。
なんとか体を動かして、ここまでやって来た。
途中、タクシー使ったけどね。笑
私はもう、防弾少年団じゃないけど…
これは不法侵入じゃないよね?笑
『うわ…っ』
家具は、私が使ってたときのまま。
まだ残しておいてくれてたんだ…
『……テヒョン…オッパ…?』
この部屋のどこかから、テヒョンオッパの香りがほんのり香ってきた。
大好きだった、テヒョンオッパの匂い。
私がいなくなってからも、この部屋に来ているんだろうか。
テヒョンオッパの匂いがするんだから、きっとそうなんだろう。
そう思うと、嬉しくて
『…あれ、』
涙が溢れてくる。
私ってば、最近涙もろくなっちゃったみたい。
『何で…涙が溢れてくるの…っ』
早く、手紙を置いて病院戻らなきゃ。
じゃないと…
もっとこの場所にいたくなっちゃうから。
7枚の手紙を机の上に置いて、急いで宿舎を出た。
『…さようなら』
もう、ここに来ることはないんだ。
今まで、ありがとう。
そんな気持ちを込めたお別れの挨拶をした。
この道も、この景色も、この街並みも
もう見ることはないんだ。
それなら、最後くらい散歩して帰ろう。
前よりも体力がなくなったこの体で
ゆっくり、1歩ずつ歩いて回った。
最後にもう一度宿舎の前を通って、本当に戻ろう。
だから、
この景色を目に焼きつけるのに必死で
オッパ達の誰かに会うかもしれない、なんてことを一切考えてなかったんだ。
たくさん歩いて、そろそろ疲れてきた。
そろそろ散歩をやめようと思い、
宿舎へと向かおうとしたとき
JK「…A……?」
『…!』
大好きなジョングクオッパの声が聞こえた気がして
つい、振り返ってしまった。
TH「え?」
そこには
ジョングクオッパだけじゃなく、テヒョンオッパもいた。
ジョングクオッパと、テヒョンオッパだ。
どうしよ、早く隠れなきゃ。
そう思ったのに
“フラっ……”
私の体はもう限界だったみたい。
視界がグラッとしたとき
THJK「Aっ!!!!!」
ずっと聞きたくて、懐かしくて
大好きなテヒョンオッパとジョングクオッパの声が聞こえた様な気がした。
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ゆう(プロフ) - 愛浬さん» 読んでくださってありがとうございます!!この後、夢主ちゃんは目覚めてくれるのか…?次の更新までお待ちください!最近、亀更新で申し訳ないです…。 (2020年10月23日 19時) (レス) id: 7c9abbcca0 (このIDを非表示/違反報告)
愛浬(プロフ) - ほんとに号泣です...........更新まってます! (2020年10月21日 17時) (レス) id: 6e5e138279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆう | 作成日時:2020年9月26日 22時