ONE WEEK

ーJNsideー ページ19

“ドタドタドタ…”




“YG「おぉ、あいつが来たぞ笑」”




“JN「今度は何があったんだろう…笑」”




“ガチャっ”




“『ふぇぇ…泣』”




“JN「なになに、どうしたの？」”




“『じょ、ジョングクオッパがぁぁ…泣』”




“JN「ジョングガがどうしたって？」”




“『私のショートケーキ食べたぁー泣』”




“YG「何だよ、それぐらいで泣くんじゃねぇよ笑」”




“『それぐらいじゃないの！私にとっては一大事なのー！泣』”




“JN「そうだよ！！これは一大事！！」”




“JN「ユンギ！今すぐ買ってきて！」”




“YG「え、なんで俺が…」”




“JN「Aをもっと泣かせた罰！」”




“YG「何だよそれ…」”




“『ユンギオッパぁぁ…』”




“YG「……わかったよ！買ってくりゃいーんだろ？」”




“『ユンギオッパ…！！！』”




“JN「ついでにラーメン買ってきて！」”




“YG「自分で行ってください」”




“JN「ケチ」”




“『ぐすっ…』”




“JN「ほらー！もう泣かないの！」”




“JN「ユンギが今買ってきてくれるんだから、ね？」”




“『…うんっ』”




“JN「あとは、ジョングガと仲直りしなきゃだ」”




“『…うん』”




“JN「ジョングガと仲直り、出来る？」”




“『…出来る』”




“JN「よし、じゃあ行っておいで」”




デビューする前とかデビューしたての頃のAはよく誰かとケンカしたり…


…って、まあほとんどがジョングガだったけど




何かしらあると昔から必ず、僕とユンギの部屋に駆け込んで来てたよね。




このことがあってから


ユンギはAのためにショートケーキをよく買ってくるようになったんだっけ。






今はね、


僕とユンギの部屋に“ドタドタドタ…”って駆け込んで来る子もいなければ、


僕の胸に抱きついて来て些細なことでも泣いちゃうような可愛い子なんて、誰もいなくなっちゃったよ。




今はユンギが買ってくるショートケーキを7人みんなで静かに食べる、それが日課になりつつあるんだよ。




ほら、




1番大きいイチゴの所あげるからさ




Aも一緒にショートケーキ食べようよ。






Aに残された時間は




あと、1週間と2日




なんてことを、僕達はまだ知らない。

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