ーJKsideー ページ17
散歩という名のAを探しに、外に出た。
でも、
1人で行くのはダメってナムジュニヒョンに言われたから
2人で一緒に外へ出た。
夕暮れどきの空に、冬の寒い風。
A、風邪ひいてないかな。
“ドンッ”
?『あっ、すみません!』
JK「……っ!」
今、一瞬だけ
Aの声が聞こえた気がした。
JK「……A…?」
NJ「ちょっ…!」
?「へっ!?じょ、ジョングクオッパ!?」
もしかしたらAかもって
そう思ったのに、
JK「…いえ、人違いですよ」
?「そ、そうですよね!ごめんなさい…」
NJ「……ほら、行くよ」
JK「…はい」
?「今の人、めっちゃかっこよくなかった?」
?「やばかったよね!!」
?「ジョングクオッパ目指してるのかな?」
NJ「…バレたら大騒ぎになるよ?」
JK「すみません、口が勝手に……」
ぶつかった勢いで、付けていた眼鏡が少しだけズレた。
その拍子に、顔バレしてしまったようだ。
NJ「…ファンが見てるかもしれないんだから、気をつけなきゃだよ」
JK「…はい」
NJ「…っごめん、言い過ぎだよな…」
JK「…いえ、俺の不注意ですからヒョンは謝らないでください」
NJ「ジョングガ…」
“『ねえ、ジョングクオッパ』”
“JK「ん?」”
“『私達いつか、大人気のグループになれるかな?』”
“『ファンの子達にキャー!って言われたり、変装して街を歩いたりできるかな?』”
“JK「8人で一緒に頑張ってデビューしてさ、大人気になろうよ!!」”
“『うん!!』”
デビューする全然前に
変装も何もしないで2人で街を歩きながら、こんな話したことあるよね。
俺達、大人気になれたじゃん。
たくさんのファンが俺達のこと、知ってくれてるじゃん。
俺達が話してたように、変装して街歩くようになったじゃん。
俺さ、
街中を歩いてても、どこにいても、
どっかからAの声が聞こえてるような気がするんだよ。
NJ「…ヤンコチとプルコギ、どっちがいい?」
JK「…プルコギ」
NJ「よし、じゃあプルコギ食べに行こうか」
ヤンコチが大好きな俺が、ヤンコチよりもプルコギを食べるなんて。
相当、A不足ってことなんだよ。
Aに残された時間は
あと、1週間と4日
なんてことを、俺達はまだ知らない。
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ゆう(プロフ) - 愛浬さん» 読んでくださってありがとうございます!!この後、夢主ちゃんは目覚めてくれるのか…?次の更新までお待ちください!最近、亀更新で申し訳ないです…。 (2020年10月23日 19時) (レス) id: 7c9abbcca0 (このIDを非表示/違反報告)
愛浬(プロフ) - ほんとに号泣です...........更新まってます! (2020年10月21日 17時) (レス) id: 6e5e138279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆう | 作成日時:2020年9月26日 22時