ONE WEEK

ーTHsideー ページ12

TH「…ねえ、ジミナ」




TH「今日も、A帰ってこなかったね」




JM「…そうだね」




TH「どこにいるんだろう……」




Aがいなくなってから


早いのか遅いのか、


もうそろそろ、1年が経とうとしている。




“ぐるるるる……”




TH「あっ……」




JN「…ご飯、出来たよ」




Aは帰ってこないっていうのに、


なぜか、お腹は空くんだ。




TH「ジンヒョン、俺ご飯いらない」




JN「またそんなこと言って」




JN「ちゃんと食べなきゃ、ダメでしょ？」




TH「…お腹空いてないもん」




“ぐるるるる……”




俺のお腹のばかっ。




HS「お腹すいてるんじゃん笑」




HS「今日のご飯はプルコギだってよ」




TH「プルコギ……」




プルコギは、Aの大好物の1つ…




だから、俺もプルコギがハンバーガーの次に好きになったっけ。




JM「プルコギ、テヒョナとAの大好物じゃん」




JM「…テヒョナ、食べなきゃ」




TH「……うん」




JN「よし、じゃあリビング行こっか」






ねぇ、A




今日の夕飯はプルコギだって。




Aの大好物の、プルコギだよ。




この匂いに釣られて、A帰ってくるかな。




BTS「…いただきます」




Aのいない食卓に、未だに慣れないよ。




プルコギ、一緒に食べたかったな。






JN「…あ、間違えた」




JN「お箸、しまってくるね笑」




TH「ジンヒョン…」




ジンヒョンなんて、今もよくAの分のお箸も用意するんだよ。






YG「あ、そういえば」




YG「いつもの癖で…間違えてショートケーキ買って来ちまった」




TH「ショートケーキ…」




ショートケーキも、Aの大好物の1つだったね。




YG「…後でみんなで取り分けて食べるか」




NJ「じゃあ僕、後で持ってきます」




JK「ナムジュニヒョンだと落とすかもしれないんで、俺が取りに行ってきます」




NJ「あぁ、そうだな…笑」




NJ「頼んだ、ジョングガ」






これからも俺は、




Aの大好物を見る度につらくなるんだろうな。




TH「……っ！ゴホッゴホッ」




JM「ちょ、大丈夫？」




TH「…っごめ、喉に詰まったっ…ｺﾞﾎｯ」




JN「よく噛んで食べなきゃ」






Aのことを思ってると、




俺はご飯も上手く食べれないみたい。

ーYousideー→←ーJKsideー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す