STORY 13 ページ13
火もさっきより強くなってきて、そろそろ野菜焼こうかってジンさんが野菜を取り出した頃。
JM「あっ！ジョングガ！！」
TH「ジョングガ、手に何か持ってない！？」
遠くから両手に2匹ずつ魚を掴みながらこっちに歩いてくる人が来た。
私達の近くにまで来ると、その人の顔がハッキリとわかった。
『……っ//』
海水パンツだけを履いて、上半身は裸で…
いい感じに付いた腹筋を持ってる人がこっちに歩いてきた。
見るつもりはなくても、目は腹筋へと行ってしまう。
海水のせいで髪の毛が濡れてて、水が滴れてて…
かっこいい。
ってバカ！
私ってば、変態かって！
気を取り直して、その魚を持って歩いて来てる人の顔を見直してみる。
DL「A！ジョングク来たよ！」
『へっ！こ、この人がジョングクくん？』
え、肉体美すぎじゃない？
筋トレとか頑張ってるんだろうなぁ。
ジョングクくんのあの肉体美はかっこいい。
めちゃめちゃかっこいい。
だけど、ときめきはしなかったな。
普通に、かっこいいなってだけ。
それにしてもジョングクくん、きっと学校ではモテモテなんだろうなぁ。
DL「あれ、好きになっちゃった？笑」
『ねぇ、何でそうなる？笑』
まだ話してもないんだから、展開早すぎるでしょって。
JK「魚、たくさん取ってきましたよ」
HS「うわ、さすが黄金マンネ笑」
JN「よし！その魚達は冷やしといて、後でさばこう！」
JK「じゃあ、こっちのクーラーボックスに入れときますね」
JN「うん！お願い！」
ジョングクくんが魚をクーラーボックスにしまい終わった後、
JK「………ﾌｲｯ」
1度目が合ったのに、目そらされちゃった。
JK「じゃ、もう1回泳いできます」
JN「え！？ちょ、ジョングガ！？」
そう言ってまたモリを持って海へと泳ぎに行ったジョングクくん。
YG「ジョングガ、また人見知り発動してるし笑」
JM「Aちゃん、ジョングガはね最初はあんな感じなの笑」
ほんとに、ジョングクくんと仲良くなれるのか心配になったきた。
もしかしたら、無理かもしれない。
だけど、
ジョングクくんへのそんな私の考えが花火大会の日に変わるなんて…
このときの私はまだ知らない。
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作者名：ゆう
| 作成日時：2020年9月8日 23時
