ーYousideー ページ41
JM「……Aっ！！」
JK「Aヌナ！！！待って！！」
後ろからジミンとジョングクの声がする。
…けど、
ジミン……ジョングク……ごめんね。
そう思いながら楽屋を飛び出した。
なんてこった。
バットタイミングでジミンとジョングクが楽屋に入ってきてしまった。
まさか楽屋に戻ってくるとは…。
あんな大声で叫んだんだから絶対聞かれてたよね…。
出てきたはいいけど、どこへ行こうか。
とにかく隠れなきゃ。
財布もスマホも入ってるバッグなんかを持つ暇もなく、
“とにかくどこかへ逃げなきゃ”
それしか考えれなかった。
JM「Aっ！！どこ！？」
『ジミンっ……！』
ジミンがこっちに向かって来てる。
このまま自販機の横に隠れたままだとバレちゃう。
どこか…
どこか隠れる場所は………。
そうだ、空いてる楽屋に隠れるしかない。
そう思い、
空いてる楽屋を見つけて入ろうとしたそのとき、
“ガシッ”
JK「…っAヌナ！」
ジョングクに見つかって腕を掴まれてしまった。
…まさかジミンと2手に別れてた…？
『は、離してくださいっ！』
そう言ってこの楽屋を出ようとしたけど、ジョングクの掴む手は離せなかった。
JK「Aさんは……Aヌナ…なんでしょ？」
『ち、違いますって』
そう言って楽屋のドアを開けようとしたとき、
“カチャっ”
カギをかけられてしまった。
『…開けてください』
JK「敬語なんて使わないでよ……」
JK「Aヌナ…なんでしょ？」
『だから！違いますってば！！』
JK「じゃあマスク取ってもいいですよね？」
そう言うと私の付けてるマスクを外し、前髪も上げられて、
『ちょっと…！！』
JK「ほら、やっぱりAヌナだ」
ついにジョングクに顔を見られてしまった。
JK「会いたかった……」
JK「会いたかったよ、Aヌナ」
『私は……』
『私は…会いたくなかったよ…』
JK「嘘だ」
『嘘じゃないもん』
JK「じゃあ何で今逃げないの？」
『…え？』
JK「僕、今Aヌナの手掴んでないから逃げることだって簡単に出来るのに」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1040人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう(プロフ) - miiさん» 読んでいただきありがとうございます！！とても嬉しいお言葉です、！他にもいくつか作品を作っておりますので、良ければご覧下さい！ (2021年11月6日 17時) (
レス) id: 7c9abbcca0 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - はい、好きー (2021年8月18日 8時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 1994218さん» ジョングクの気持ちはこれからも夢主ちゃんに伝えることは出来ない。でも、ジョングクは2人の幸せが僕の幸せと思えるように努力しようとしている。って感じです！悲しいですが、ジョングクの優しさがそこには入ってます。読んでくださってありがとうございました！ (2020年6月20日 12時) (レス) id: 7c9abbcca0 (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - 完結お疲れ様でした。最後はジミンとハッピーエンドでしたが、ジョングクのことを考えると悲しくなっちゃいました。最後のジョングクの気持ちが切なくて、最後まで楽しんで読めました。素敵な作品をありがとうございました。 (2020年6月20日 11時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - さゆりさん» 本当ですか！？ありがとうございます！！すごく嬉しいです！！期待に応えられるように頑張ります！ (2020年6月8日 22時) (レス) id: 7c9abbcca0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう
| 作成日時：2020年5月23日 21時
