ねえ、本当にメイクさん？

ーYousideー ページ18

『っはぁ……』




『危なかった…』




ジョングクに話しかけられて、逃げるように楽屋の外へ出てきてしまった。




逃げるつもりじゃなかったんだけど…。




最近、ジョングクがやたらに話しかけてくる。


……ジミンも。



もしかしたら、2人とも何か気づき始めてるかもしれない。





“JK「いつもジミニヒョン悲しんでるんですよ、Aさんに避けられてるって」”






避けたくて…


……避けてるわけじゃないんだよ。




ごめんね、ジミン。






『あの2人には気をつけなきゃ…』




ジユンオンニ「あれ？Aここで何してるの？」




『ジユンオンニっ！！しーっ！！』




ジユンオンニ「え？え？なになに？」




『ちょっと色々あって、ジユンオンニに呼ばれてたんだったってことを理由に楽屋から飛び出してきちゃったんだよ』




ジユンオンニ「何でまたそんなことを笑」




『お願いだからジョングクから何か言われても話合わせて！！』




ジユンオンニ「分かったわよ！安心して」




『はぁ…』




『逃げ出さなければ良かった……』




ジユンオンニ「まあ、逃げ出したくなる時もあるさ」




そして私の頭をポンポンとしてくれるジユンオンニ。





『今の私で皆に…ジミンに……』




『まだ、会っちゃだめなんだよ……』




ジユンオンニ「…1人で抱え込んで悩み過ぎないでね」




『…うん』




ジユンオンニ「私にも相談してね」




『ありがとう、ジユンオンニ』









私がBTSの専属のスタイリスト兼メイクじゃなければ………







まだ、



みんなの前に姿を隠してでも現れなくても済んだのにな…

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