ねえ、本当にメイクさん？

ーJMsideー ページ15

ある撮影の日。


僕はAちゃんと2人きりになった時があった。




テヒョナとジョングガは撮影中で楽屋にいなくて

ユンギヒョンとナムジュニヒョンとホソギヒョンのラップラインは次のカムバのための作曲の会議をしに楽屋の端っこの方に集まってて

ジンヒョンはジャージャー麺の出前を取りたいとマネヒョンに言いに行っちゃったとき、


僕は1人ソファーに座ってスマホをいじってたんだ。



パッと顔を上げると目に入るAちゃん。


メイクの片付け中みたいだ。






あ、終わったみたい。


マスクをしていても『ふぅ』って言ってるのが伝わってくる。



Aちゃんも疲れるよね……。

いつもありがとう。


……僕は1回もやってもらったことないけど笑



なんて思ってスマホに目を戻そうとしたとき、Aちゃんが前髪の上から目を擦った。


そして目を擦ったあと、髪の毛をくるくるし始めた。




JM「えっ………？」




僕は思わず立ち上がってAちゃんの元へ行き




JM「…Aっ………？」




Aちゃんの手を掴んでそう言ってしまった。




『な、何ですか？』




JM「あ……突然ごめん…ね」




『……いえ』




そう言ってAちゃんは楽屋を出ていった。





JM「Aと…同じ癖…………」




Aはいつも疲れると目を擦って、その後髪の毛をくるくるして遊んでいた。




これって………



偶然……？




Aちゃんの顔はハッキリと見えなかったけど……






もしかして……？

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