ねえ、本当にメイクさん？

ーJKsideー ページ14

そしてAさんはジンヒョンのメイクが終わり、僕を呼んだ。




『ジョングクさん、お待たせしました』




JK「いえ、全然」




『今日はこの衣装着てください』




JK「あの………」




JK「着させてください」




『……はい？』




JK「……ダメ、ですか？」




『……分かりましたよ』




『腕、上げてください』




よし、今だ！


前髪上げさせてもらいますよ。



失礼しま………“パシッ”




『あの……触らないでください』




JK「…ごめんなさい」




『…これ、衣装は自分で着てください。』




『私、この後テヒョンさんのメイクがあるので、では。』




JK「あっ……」




これまた失敗に終わってしまった。




散々な結果だけど、チョンジョングク諦めません。




それにしても、僕何でこんなにムキになってAさんの顔を知りたがってるんだろう？


どこかで聞いたことある声だから……？




だとしたら、


早くこの謎を解かなくては。






“ビリッ”




JK「あっ……」




やばい、衣装少し破っちゃった。




ジユンヌナ「今、ビリッて音しなかった？」




うわ……ジユンオンマ来た………




ジユンヌナ「何かジョングクの方から音しなかった？」




この人…とんでもなく耳がいいな…





JK「……はい、しました」




ジユンヌナ「ちょっとその衣装見せて」




JK「………はい」




ジユンヌナ「ねえ、何をしたら破けるの？笑」




JK「考え事をしてたら破けるみたいです」




ジユンヌナ「はぁ、まったく…」




ジユンヌナ「ちょっとまってて、すぐ縫うから」




JK「ありがとうございます！オンマ！！」




ジユンヌナ「オンマじゃない！！！」






考え事しながら衣装を身につける時は破らないように気をつけなきゃ。

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