初めて恋をした日に読む話3

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その後も仕事をしたり、一真のご両親に挨拶しに行ったりとバタバタした年末年始。
初詣は近くの神社にいっしょに行く。

山「寒ぃ。早く帰ろうぜ。」

『お願いすることないの？』

山「無い。神様に叶えてもらうことはねぇもん。」

神社の階段を降りながら話す。

『由利くんのこととか。』

山「そんなの俺が願ってやらなくても、春見が応援してやれば大丈夫だよ。あいつは。」

『それもそうだね(笑)
順子は勝利の女神様だもんね。』

山「そういうこと。

それにAは神様に頼まなくても俺が幸せにするし？だから神頼みじゃなくて、俺に頼って？」

『っ！////////////』

山「もっと惚れていいよ。俺なしじゃいられないくらい。

ちょっと散歩して帰ろうぜ。」

手を引いて歩きだす。いつまで経っても慣れそうにない。

山「照れてる。可愛いな。その顔俺以外の前ですんなよ。」

『じゃあ、そんな顔させること言わないで！////////。』

山「思ったことは口に出ちゃうからな。ここが外じゃなかったらチュウするんだけど、Aちゃんは人前だと恥ずかしがってしてくれないからなぁ。

早く帰ろう。あっそうだ、今日泊まってくから。」

『また？着替えとかは？』

山「今日は初夢だろ？いっしょに寝たらいい夢見れそうだし。

俺が少しずつ置いてってる着替えあるだろ。」

『あるけど。最近、泊まっていくこと多くない？』

山「寒いと人肌恋しくなるから。

ただいっしょにいる時間をもっと増やしたいだけ。もうすぐ、いっしょに住むようになるんだし。」

『早く、住むとこ見つけないとダメだね。』

山「何個か候補はあるんだ。今度見に行こう。

もうすぐ休みも終わりかぁ。あいつら問題起こしてなけりゃいいけど…。」

『さすがに卒業前だから大丈夫だと思うけど。』

山「いや、卒業前だからハメ外して何かやらかすかも…。

はぁ…、今から疲れてきた、充電させて。」

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