初めて恋をした日に読む話3

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美「それにしても。クリスマスにプロポーズするとかキザだね〜。

キザなこともシレッとやるのがさすが山下だね。」

『ちょっと待って！何で昨日のこと美和が知ってるの？』

美「えっ？山下に相談されてたから。【どんなトコでプロポーズされたら嬉しい？】って。
それでどんな風に言われたの？」

順「私も知りたい！」

『…だから、今日は何があっても来て！って言ってたのね…。噂のダンサーの彼とうまくいってないのかと思った…。

美「いいじゃん。友達の幸せな話は何度聞いても嬉しいし！もしうまくいってないなら速攻で話聞いてもらってる。彼とは順調！

あっ！さっきのクリスマスプレゼント、結婚情報誌だから。存分に使って！

『美和…。ありがとう。』

美「それで式は？するんでしょ？友人代表は私と順子に任して。」

『式ね…。する予定ではあるんだけど…。』

美「何？なんか問題あるの？」

『問題っていうか、お父さんが楽しみにしてるらしくて、費用は全部自分が出すって言ってて…。』

順「Aのお父さんが？」

美「すごい変わり様…。まっでもよかったじゃない？出したいって言ってるんだから出してもらえばいいんじゃない。」

『一真も同じこと言ってた。
意外と親バカだった(笑)』

美「よかったね。

もし、山下にも言えない悩みができたらすぐに言ってね。」

順「私も！話はいつでも聞いてあげれるから！」

『美和…！順子…！
こんな素敵な友達が2人もいてすごい幸せ！』

グスンッグスンッ‼

私達じゃない誰かが涙を啜ってる音がしたので見渡すと…ゴリさんがすごい泣いてた。

ゴ「グス…なんていい話！女の…友情も…いいね…！グスッ。
ご褒美にゴリさんが抱きしめてあげるっ！」

「「『いらない。』」」

ゴ「ガーン！！

でもめげない！お好み焼きオマケしちゃう！」

ゴリさんなりにお祝いしてくれてるのかな。ありがとう。

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