初めて恋をした日に読む話3

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生徒「ここに女子がいればもっと違う考えもあっただろうけど…、俺らにはこれが精一杯だったわ。」

みんなが一生懸命考えてくれたのがすごい伝わってきた。感激しすぎてウルウルしてきた。

『みんな、ありがとう…！』

山「お前ら…。何、泣きそうになってんだよ。」

『ここまでやって貰ったら泣いちゃうよ。』

生徒2「じゃあここで2人の馴れ初めでも！山ぴょんの何処に惚れたの？」

山「ばーか。お前らになんか言うかよ。」

生徒2「酷っ！じゃあ誓いのキスを！」

山「ばーか。それこそこんな所でするかよ。」

「「「チュー、チュー、チュー」」」

悪ノリを始める一同。当然鎮めるものと思っていたら

山「しゃあねえな。これで我慢しとけ。」

そう言って肩を抱き寄せほっぺにチュウをした。

『なっ！何考えてんの⁉』

生徒「さすが山ぴょん！ホントにやった！」

エン「冗談はこれぐらいにして、幸せになってね！」

山「おう。当たり前だ。ありがとな。

今度こそ、じゃあなお前ら。後悔しない大人になれよ。」

そう言って私の腕を掴んで出て行く。

『生徒の前で何やってんの！』

山「もう生徒じゃなくなるからいいんじゃね？

それにこの後Aに告白しようとしてる奴らへの虫よけ。」

『そんな子いないってば！ここ学校！』

山「なんで言い切れんの？去年もいただろ？だから念のため。…それに俺もう辞めるし？」

『もう！私はここに残るんだから！軽率な行動はやめて。』

山「わかったよ。それにしても彼奴ら…可愛いトコあったんだな。」

『…何かしたかったんだよ、きっと。

最後の担任があの子達で良かったね？』

山「あぁ。ガラじゃねぇけど、ちょっと泣きそうになった。」

『あとは、由利くんの合格を聞いたらやり残した事ない？』

山「無い。やり切った！
ちょっとでも賢そうに見せるために髪黒くするかな〜。

黒髪にスーツ来てメガネしたら俺でも少しは賢そうに見えね？」

『形から入るね…。でも…////////////////。』

スーツにメガネって萌えポイントだよね？ヤバイ…想像しただけで直視出来ないと思う。

山「何？想像した？トランスフォームするから楽しみにしてて？」

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