初めて恋をした日に読む話2

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座席に移動し座り直す。

美「なんかこう座ってると合コンみたいだね！なんならゲームでもする？」

「美和楽しそうだね…。その前に人数の比率がおかしいでしょ…。」

美「合コン部監督の血が騒いじゃって！Aは誰狙い？まぁ…決まってるだろうけど(笑)」

山「もちろん俺だろ？それ以外は認めねぇ。」

美「キャー‼出たっ、山下の独占欲！
ももちゃん先生は？」

牧「私は………‼」

八雲をロックオンして見つめる。

美「いいねぇ〜。順子は？」

突然ゴリさんが割り込んできて「俺が空いてるよ〜‼」とアピールするが

順「今の私にはそんな事してる暇ないの。もうすぐ東大模試あるし。ゆりゆらに気持ちも寄り添ってあげたいの。」

ゴリさんを無視して話しだす順子。奥の方から「店長〜？」と、呼ぶ声が聞こえた。渋々奥に行くゴリさん。

美「はい、イケメンゴリラ退場〜！
それで！せっかくだからダブルデートでもしちゃう？私が監督するから。」

『…自分が楽しんでるでしょ。』

山「行こうぜ？デート。最近行ってなかったし。」

牧「八雲くん、私達もせっかくだしデートしない？」

上目遣いの牧瀬さんに八雲も断れなかったみたい。…押しに弱い？

山「ダブルじゃなくて、2人で行こう。」

牧「2人は付き合ってるんでしょ？だったら2人のデートはいつでもできるでしょ！私も蓮水さんとお出かけしたい！」

牧瀬さんが押し切りダブルデートに行くことに…。

美「いいねいいね！盛り上がってきた！写真送ってねー。」

すごい楽しそうな美和。ホント人のこういう話好きだなぁ…。

美「日程は今度の日曜日！予定を空けとくように！以上。」

山「牧瀬お前八雲が好きなんだろ。八雲と2人で出かけろよ。」

牧「いいじゃない。八雲くんとも蓮水さんとも出かけたいだもん。」

ケンカ？言い合い？を始めた2人。

『どうするの？ホントに行くの？行くか行かないか決めないとあの2人止まらないよ？』

八「あぁ…。ぼっ、牧場とかどう？のどかだし。日々のストレスを解放できそうじゃないか？」

牧「うん！いいと思う。」

美「決まった〜？じゃあデートの様子写真で送ってね。順子は私とランチね！みんなデートに行っちゃうと寂しいでしょ？」

順「美和〜‼」

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