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手を繋いで夜の街を歩く。
山「あー。腹減った。」
?
『何か食べに行く?』
山「あぁ…、そんな気分じゃないからいいわ。…なぁ?Aが何か作って?」
『…はっ⁉なんでそうなるの。コンビニとかで買って食べたら?』
山「何?俺の彼女は腹が減った彼氏にご飯も作ってくれない冷たい彼女なの?栄養のあるあったかいご飯が食べたいなー。」
『今時はコンビニでも栄養満点のお弁当ありますよ?』
山「ケチ。じゃあお弁当作って来て?」
『…今度ね。』
山「楽しみにしてる。今日はコンビニで我慢するか。帰ろうぜ。送ってくから。」
『あんまり期待はしないで。そんなに遅くないし1人で帰れるよ?それに逆方向でしょ?』
山「いいから。人の好意は有難く受け取っとくもんだぞ。俺が送って行きたいから。」
手を繋ぎ直して家の方に向かって歩きながら出す。
スマホが鳴ったので確認すると美和から
美和運命の人に出会ったかも!今度話聞いて!
この短い時間に何があった⁉
ん?違う人からもメールが…
西大井運命の人に出会ったかもしれないですっ!今度話聞いてください!
…司くんも?
山「どうかした?」
『2人から同じようなメールが届いてて…。』
届いたメールを見せると呆れた顔をしてた。
山「なんだそれ?ホントAの周りはみんなお前に相談してくるな…。松岡はいいとして、八雲の後輩の相談は却下な。」
『えっ⁉なんで?』
山「当たり前だろ。もし行くなら俺も行くから。男と2人っきりとか…無しだろ。」
『そっ、そっか…。司くんは弟みたいに思ってたから…。』
山「司くんねぇ…。」
正面にきて顔をガシッと掴まれて、顔がくっつきそうなくらい近づけてくる。
山「いつになったら名前で呼んでくれんの?さすがに妬くんだけど。」
『ごっ、ごめん。慣れなくて…。』
山「前も聞いた。呼べるまで帰さね。何なら呼べるようなるまでキスしようか?」
『なっ、////////‼……かっ、かず…、か、ずま。かず、ま。かずま…。かずま。一、真。一真……』
山「(ヤベェ。可愛い…。)」
下を向いて呪文のように一真の名前を呟く。もう慣れるしかないので呟き続ける。その間、一真の顔がニヤけていたのには気づかず。
『一真、一真、一真、一真、一真…。』
顔を急に上に向けられ笑顔の一真と目が合いキスされる。
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プロト(プロフ) - 何度もなんてありがとうございます。感激です!貴重な寝る前の時間をありがとうございます! (2019年4月17日 13時) (レス) id: 0e6f4fb6fb (このIDを非表示/違反報告)
愛里 - グイグイ最高です(笑)もぉプロトさんの小説が好きすぎて何度も何度も最初から見てます!寝る前の恒例になってます(笑) (2019年4月17日 5時) (レス) id: b37f5c0c48 (このIDを非表示/違反報告)
プロト(プロフ) - ありがとうございます!このお話の山場はとりあえず終わったのでここからまたラブラブしてもらいたいです。もちろん山下先生にグイグイいってもらいます(笑) (2019年4月15日 23時) (レス) id: 0e6f4fb6fb (このIDを非表示/違反報告)
愛里 - もぅ山下先生かっこよすぎます!もぉ山下ロスがさらに悪化しそうです(笑)甘々なんて最高すぎます!すごく楽しみです。 (2019年4月15日 11時) (レス) id: b37f5c0c48 (このIDを非表示/違反報告)
プロト(プロフ) - 愛里さん» この後はただただ甘々の予定です!なんとか平成の間には終わらせたい…! (2019年4月15日 8時) (レス) id: 0e6f4fb6fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プロト | 作成日時:2019年3月26日 16時