風柱の屋敷 参 ページ48
ピュン
不死川は既で矢を避け地面に矢は突き刺さる
後ろからの気配を感じ振り向くと黒い物体が不死川を通り過ぎた
そこには、黒い毛並みに青い勾玉のような模様がいくつもあり頭には1つの角を生やした獣がいた
獣は、まるで不死川を守るように立ちはだかり黒龍に向かって威嚇していた
一体…何が起こってんだァ?
本に出て来そうな物語を見ているようで、不死川は混乱しつつも目の前の出来事を呆然と見ていた
「来てみたら、こっちでも大変な事なってんなぁ。お前ら睨み合いは辞めろ!!」
「て!黎凰?!血塗れじゃねぇか?!大丈夫か!」
博雅は、黎凰に駆け寄り無事であることに安堵した
「何があったか知らねぇが、あまり自分を犠牲にするなよ。お前の力は確かにすげぇが、見てるこっちがヒヤヒヤするぜ」
『いいの。これで、皆を守れるなら守りたいから。それに師匠いなくなったら結界出来なかったし』
「お前なぁ。晴明はそんなヤワじゃねぇし打つ手はあったろ」
晴明は博雅の言葉にうなづいた
コツン
「俺達だって力あるんだからよ。周りには少しは頼れよ。黎凰は道具じゃねぇんだぞ」
『うん。頼りたい時は頼るように努力するよ』
「おう!」
『で?何でここに博雅がいるのかな?外に出るなて言ったよね?』
ゴゴゴォォと険悪な表情で訴えた
「おっ!落ち着け!!これには理由があって、やつらが来て!お前を探してたんたんだよ!」
『やつら??』
「おう!奴らで言ったら、あいつら鬼共しかいねぇーだろ」
もう鬼ワードは聞き飽きたわ
嫌な予感しかしない…
それよりも
『一目連』
一目連の顔に両手を添える
「黎凰、すまない。君を失ってしまう事に恐れ、感情が抑え切れなかった」
『私は大丈夫、ここにいるよ。治ること知ってるでしょ?』
一目連は、両手にある手を自身の手を重ねた
「分かってはいるが、やはりそれは許せぬ」
グイッ――
ギュと黎凰を抱き締めた
「我は、お前が好きなんだ。その身も心も大切にしたい」
『いっ一目連?はっ恥ずかしい事っ言わないで!』
「ん?我の気持ちを伝えただけだが?ダメだったか?」
『そんな表情で言われても。。でも、気持ちはありがとう。私も一目連は大切な仲間だから、自分を大切にして』
黒龍が黎凰に撫でてと言わんばかりか素振りを見せた
ザラザラとした鱗を優しく撫で、嬉しそうにグルルと鳴いた
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい…しのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさん (10月6日 19時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - 更新、待ってました。続き楽しみです! (2021年12月25日 0時) (レス) @page50 id: a1362dd522 (このIDを非表示/違反報告)
不知火(プロフ) - sayuriさん» 遅くなりました。駄作を読んで頂きありがとうございます!!! (2021年12月25日 0時) (レス) id: a99bd1cfc4 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:不知火 | 作成日時:2020年11月19日 14時