炎柱の屋敷 禄 ページ40
チラッと煉獄さんの方を見ると、殴られたのか、切れ目ができ血が流れていた
『言った事を、全て撤回してください』
怒気がは入った言葉で当主向かって放つ
「お前は言葉を考えろ。女だからと言って容赦しない!引っ込んでろ」
そう言ってドカッと座り出し酒を呑む
『無事に息子が帰還したことを喜び褒めることが貴方でしょ』
「神宮寺少女いいんだ、落ち着きなさい」
止めに入る杏寿郎に黎凰は冷静であるが少々取り乱していた
『良くないわ』
「お前には、関係のないことだ他人が家の事情に突っ込むな!小娘が!」
『そう、他人で関係ない。でも、これは私の責任でもある。後一息で異形を逃がしたことは、謝罪します。それに、手も足も出さない煉獄さん弟さんに対して暴言暴力は見過ごせない』
うるさい!黙れ、お前に何が分かる!と怒りに震え言葉を吐き捨てると酒瓶を投げた
私に向かって投げたと思ったら、煉獄さんに目掛けて瓶は飛んでいた。私は、瞬時に移動し背を向け煉獄さんを守る。
杏寿郎は驚いたように目を見開く
ふわりと金木犀の匂いに包まれた
私の側へ駆け寄り瓶を何とかしようとする千寿郎君と炭治郎君
案の定、瓶は私に当たり、その衝撃で背中に当たって瓶は割れた
狩衣の一部は破れ頸元や肩に傷が開き血が流れ出す
髪と狩衣は日本酒の匂いで包まれ、ツンとくるアルコールは酔いに浸りそうになる
「黎凰さんっ血が流れてます」
千寿郎は手拭いで傷を覆うとするが、大丈夫だからと手を止めた。
『大丈夫ですか?』私が庇った煉獄さんに声を掛ける
「ああ。だが君は傷が酷い」
『大丈夫です。直に治ります』
黎凰の言うように傷は綺麗に塞がった
困った表情を浮かべれるも束の間、険しい表情となる
ただならぬ気配に緊迫した。それは、黎凰にしか分からない
そんなのもお構いなしに、「お前は柱を辞めろ。そしてお前は弱い」という当主事お父様
その言葉に私は怒りが込み上げるが、今はそれどころじゃない
そして二匹の赤い蝶と青い蝶が現れ愼寿郎の方へ飛んでいく
炭治郎と杏寿郎には見覚えのある蝶だった
「なんだ?何処から湧いた?」
千寿郎や愼寿郎にとっては初めて見る珍しい蝶であり不思議そうに見ていた
こりゃ不味い――私が負傷したことに気付いたであろう。 彼女が此処に来ようとしている
『五行 結界陣』
黎凰は杏寿郎を抱きしめたまま結界を張る
部屋中に結界を張り巡らせた
突然の黎凰の行動に一同は驚いていた
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい…しのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさん (10月6日 19時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - 更新、待ってました。続き楽しみです! (2021年12月25日 0時) (レス) @page50 id: a1362dd522 (このIDを非表示/違反報告)
不知火(プロフ) - sayuriさん» 遅くなりました。駄作を読んで頂きありがとうございます!!! (2021年12月25日 0時) (レス) id: a99bd1cfc4 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:不知火 | 作成日時:2020年11月19日 14時