炎柱の屋敷 参 ページ37
「あははっ、ごめん!」
『謝れば、よろしぃ!』
あ!そういえばと炭治郎を叩いていた手を止めた
『鬼切から聞いたんだけど、お腹痛めてたんだって?大丈夫なの?』
「ところどころ怪我したけど、黎凰の歌で治してくれたから大丈夫だよ」
悲しげな匂いがした。無理やり笑顔を作って君は笑った
『そっか』
「あのさっ」
俺の言葉を遮るように、黎凰は、『そろそろ中に入らない?』と言った
君は、きっと自分に自信ないだろう、俺は君の力を羨ましく思うよ
「そうだな」
庭を掃除していると、遠くから歌が聞こえた
とても澄んだ声に変わった歌を歌ってるなぁと思いつつ聞き入れていた
しばらくすると歌は止んだと思ったら、ここの屋敷入り口で話し声が聞こえる
誰だろ?と思い屋敷の入り口へ向かう
トントン
『ごめんくださぁーーい!!』
「いや、さすがにそんな大声は恥ずかしいからやめないか!」
道行く人々はあまりの大きい声だったためにびっくりしていた
『だって扉閉まってるし、屋敷でかすぎるのよ!聞こえるように言わないと駄目でしょ』
『よしっもう一回!!』、「やめるんだ黎凰、迷惑だろ」と止めに入る炭治郎ともう一回やろうと意気込む黎凰、二人で騒いでいると
ガチャと屋敷の扉が開けられ、ひょっこりと顔を覗かせた
あの助けた煉獄さん?だっけ?
メラメラと燃える炎のような髪を印象的な人が現れ、眉毛はハの字に下がり、控えめな青年がひょっこりと顔を覗かかせる
「そんなに叫ばなくても聞こえてますよ。どちら様ですか?」
私の中で一瞬、時が止まってしまった
何この子、写真に納めたいほど、めちゃくちゃ可愛いんですけど!
抱きしめたくてうずうずしてる自分に不甲斐ない。
「あ、あの?」
あわてふためく私、落ち着け用があるでょうがと心の中で問いかける。
『こっこちらは、炎柱様のっ御屋敷でしょうかっ!?』
「そうですけど?」
「あ、俺は、先の任務で煉獄さんと一緒だった竃門炭治郎です」
『私は、陰陽師してます。黎凰と申しますっ』
私も自己紹介をしたときだった――
『え?え?どうしたの?!』
兄上から話しを受けていた、狩衣姿の女性が笑顔で屋敷の入り口に立っていた
僕は、持っていた箒を捨て感情を抑えられず勢いく抱きついてしまった
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…しのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさん (10月6日 19時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - 更新、待ってました。続き楽しみです! (2021年12月25日 0時) (レス) @page50 id: a1362dd522 (このIDを非表示/違反報告)
不知火(プロフ) - sayuriさん» 遅くなりました。駄作を読んで頂きありがとうございます!!! (2021年12月25日 0時) (レス) id: a99bd1cfc4 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:不知火 | 作成日時:2020年11月19日 14時