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音柱と緊那羅 ページ33

「緊那羅、出番だ」

晴明が呼ぶと、足下に光の玉が現れ、金色の鳥が羽ばたくと同時に優しい風が吹く
高貴な長い銀髪に金色のメッシュ、色鮮やかな翼の髪止め、そして琵琶の旋律─美しき女性が現れる

なっ!ど派手に美人じゃねーか!!!

「はわわっ、うらやましいくらいに綺麗だわ」

「くぅー私の美貌に負ける」

「素敵な音ね。て天元様口が開いてるよ」
 
うっとりする嫁に余りの美しさに驚愕する天元だった

「ふふ晴明様。お呼びで?」

「浄化のために力を貸してくれないか?」

「いいわ、私の曲を奏でましょう。あら?黎凰はいないのかしら?」

「ありがとう。黎凰は、別な場所にいるが、何か用があったか?」

「曲を作ってきたから、彼女の歌声に会わせたかったの!」

キラキラとした眼差しを晴明を見つめる

「うっ……そうか、なら浄化を終わらせたら黎凰所に行くといい。」

「そうね!楽しみだわ!まぁ!」

緊那羅は浮遊しながら宇随の元へ歩み寄る

「キラキラとしてて素敵な飾りね」

緊那羅は、天元の額に当ててるキラキラしたものを不思議にそうに見ていた

余りの美しい彼女を天元は、赤面するしかなかった。その様子を嫁達は妬くこともなく笑う

「おぃ!笑うんじゃねぇ!ふん、俺様は祭りの神だからよ!派手派手なんだ」

「クスッ貴方のような神がいたら楽しそう」

神の使いを前にして「あの人は何を言ってるでしょうか?」と小白は呆れていた

「緊那羅て言ったか?お前を5人目の嫁にしてやるよ」

トテテと晴明の近くに小白が近くにきた

「あの、式神に嫁は聞いたことないですよ。宇随殿」

困惑した表現で話す

「5人て?他に誰かいるのかしら?随時と賑やかね」

「いや、あの、緊那羅様も何をおっしゃってるんですか…」

近くの三人を嫁と黎凰に緊那羅だ。と説明すると緊那羅は黙ってしまうが、プルプルと震え出した。

「そんなの駄目よ!黎凰は私の嫁よ!そして、一緒に歌と奏律を奏でるのよ」

何言ってんだ、この人達はと呆れる。陰陽師と狐の式神

コホンと咳払いをする晴明

「そろそろ始めよう緊那羅」

晴明の声に傍にくる緊那羅は持っていた透明な金色の線で描かれた琵琶を奏で始めた

黎凰と同様に霊符を手前に投げ浮遊し地面に陰陽の五芒星が現れる

「さぁ、音の響きを聞き入れなさい」

帯状のように透明な金色の弦が風任せに流れ、黄金の鳥は緊那羅の周りを飛ぶ

神秘的で幻想的な風景美しい音色に一同は穏やかに見守る

音柱と緊那羅 終→←音柱の屋敷 安倍晴明 弐



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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…しのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさん (10月6日 19時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - 更新、待ってました。続き楽しみです! (2021年12月25日 0時) (レス) @page50 id: a1362dd522 (このIDを非表示/違反報告)
不知火(プロフ) - sayuriさん» 遅くなりました。駄作を読んで頂きありがとうございます!!! (2021年12月25日 0時) (レス) id: a99bd1cfc4 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:不知火  | 作成日時:2020年11月19日 14時

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