呪詛祓い ページ25
きっと黎凰は、我々を導いてくれるだろうね―――
まずは、この嫌な気配を消さないと、気になってしょうがない
「黎凰、気付いているな?」
『はい。師匠』
私は、お館様という方の所へ向かい、一礼お辞儀した。
『まずは、貴方様の呪いを祓いましょう』
「それは、無惨を殺さない限り難しいよ。出来るのかい?」
『確かに、呪詛は根本を祓わない限り難しいですが、私は、さらに弱める事は出来ます』
お館様は不安な気持ちだった。
私は、2本の指を立てる。
少しでも、貴方様の呪いが解けますように
『のうまく さんまんだ ばざらだん せんだまかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん―――滅!』
祝詞を上げた後に横に切り一礼した
完全まではいかないが、視力が見える所まで回復したようだった。
お館様は涙を見せ「ありがとう」と私を抱きしめた
『これも、陰陽師であるからこその務めです。礼には及びませんよ』
「剣士達の顔が良く見えるよ。空も青いね」
『まだ呪いは残ってますが、油断は出来ません』
「それでも、いいんだ。私は嬉しいよ」
『それだけで満足しないで下さい。貴方様には、この方達がいるのですから。皆さんはまだ若く己の意志も強い、だけど鬼という者に囚われ過ぎて、自分達の事は後回しの感じで、鬼から守るのは当たり前かもしれません。だから私、皆さんを守りたい』
ポンとお館様は私の頭を撫でた
「君は、何もかも背負う必要なんてないよ。君も若いのだから」
『それでもいい。守れるなら、何を言われても構いません。』
「高校生が言うことではないぞ。」
「え?学生なの?」
髪の長い男の子が言った
『こう見えて、まだ学生です』
「派手に金持ちのエリートじゃねーか!!」
ああそうか。大正時代て裕福な人行く者だったけ?たぶん…ま、それは置いといて
『お館様、お聞きしたいのですが呼吸て属性ありますか?』
「あるけど、どうしたんだい?」
不思議な表情で黎凰を見つめた
『結界を貼るのに必要なんですよ。教えて下さい!』
「そうだね。」
カクカクシカジカと基本の呼吸から派生に柱達を紹介してくれた。
『ありがとうございます。ちょっと準備しますのでまた、後ほどお願いします。』
「そうだね。長くなってしまったから皆も休憩すると良い。杏寿郎も任務後にすまないね。しのぶに見て貰いなさい」
「はい。お館様。」
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…しのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさんしのぶさん (10月6日 19時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - 更新、待ってました。続き楽しみです! (2021年12月25日 0時) (レス) @page50 id: a1362dd522 (このIDを非表示/違反報告)
不知火(プロフ) - sayuriさん» 遅くなりました。駄作を読んで頂きありがとうございます!!! (2021年12月25日 0時) (レス) id: a99bd1cfc4 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - 面白いです。毎日見ています。 (2021年11月27日 11時) (レス) @page48 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:不知火 | 作成日時:2020年11月19日 14時