君の人生の主役は我々だ！【wrwrd!】

何かを思った【ut&syo】 ページ38

utu side


「うわっ、トンち！？」

「ひとらんとオスマン…あー、俺らどこで死ぬ？」

「ここがいい」


俺は総統の机を挟んで右側に

シャオさんは左側にたった


「どうやって死ぬんこれ」

「双方三発撃てばええやろ」

「鬱先生」


シャオさんが少し怒っている気がする


「三発いらんやろ」

「えっ」

「一発眉間に打ち込めばいいんだよ」

「…ふっ、かっこええなぁ、シャオさん」

「褒めんなよ、照れる」


二人で笑いながら銃を取り出す

そして、お互いに向ける


「…グルッペンのアホー！！」


シャオはそう叫んだ

スッキリしたようで、清々しい笑顔を俺に向けていた


「グルちゃんありがとうなー！！」


俺も叫んだ

そして笑いながらシャオさんを見た


「またね、シャオさん」

「後でな、鬱先生」


銃声が響く、響いて、落ちる

総統室は赤と黒が広がる

でも、混ざらない

艶のある黒はいつまでも笑っていた

総統室に死体が6人

我々は、甘美な夢を見ていた

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