君の人生の主役は我々だ！【wrwrd!】

それを解決した【os&ht】 ページ35

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総統室に入るな否やトントンがうつ伏せで転がっていた

銃が落ちていて黒い焦げた床に赤い染みが広がっている

まだ新しい血だ


「死んで数時間ってところやな」

「そうだね」


オスマンがどかっ、と床に座る

足を伸ばし、総統の机に寄りかかる


「真正面かよ」

「二人分、らんらん俺の隣な」

「…これから死ぬんだぞ」


ああせやったなぁ、と言うとオスマンは目を閉じた

再び目を開け叫んだ


「グルさんのバーカ！！」


そう叫んでまた目を閉じた


「らんらん、その日本刀で殺して」

「…お前の最期、俺でいいのか？」

「らんらんとは…戦友やと思っとったんやけど…嫌？」


戦友、戦友か…

お前はやっぱりあの二人に憧れているんだな

俺も、憧れている

今も昔も変わらずにな


「我が戦友よ、今までありがとう」

「…我が戦友よ、泣かないで？」


ああ…涙よ、止まってくれ


「っ…！！」

「…ごめん」

「らんらんが謝る事やない、グルッペンに謝ってもらおう

今まで、あり、が…とう…」


そして、事切れる戦友を見届け、その隣に座る


「…グルッペン、絶対謝ってもらうからな！！！」


刀を持つ

勿論刃を素手で持っているので血が出る

でも、痛くなかった


「散ってやるよ、最期までな」


心臓に突き刺した

これで四人、悪くないだろ？

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