君の人生の主役は我々だ！【wrwrd!】

魂を、愛する【syo】:3 ページ3

syorn side


普通に退院した

俺の物じゃない心臓が脈打っている


「シャオさん！良かったなぁ！」


コネシマが背中を叩く


「シッマ、シャオさん退院したばっかやで」


大先生がシッマを止める、ありがたい


「まぁ、無事で何よりやな」


ロボロがニッと笑う


「他の奴らは？」

「社畜舐めんな」

「あっ…」


察した

あれ？一人足りない


「Aは？」

「さあ？」

「そうかー…」


嫌な予感がする

俺はAの家まで走った


「A！」


居ない

家具が無い

手紙がポツンと置いてあるだけ


『シャオさんへ

退院オメデトウ！退院したからここに居るという推定？推測？まぁいいや、で、がらにもなく手紙を残しておきました！心臓のドナー見つかって良かったね！安心したよ、まぁ最後まで悩んだんだろうけど…匿名の人が出たんだってね、シャオさん生きれるよ！やったね！
とまぁ、長々しい前置きはここまでにするわ

ドナーは私です

まぁ匿名で出たのはシャオさんが断ると思って先生に頼みました

ごめんね

生きたかったよ、私も

でも私は大好きなシャオさんの中で生きていられる

死ぬ時は一緒だよ

浮気したら許さないから

ずっと見てる、勇姿も表情も、声も

ずっと愛し続ける事を誓います

結婚したかったな

子供も欲しかった

ごめんね、シャオさんのせいじゃない

ドナーに名乗り出た私のせい

ごめんね

ありがとう

私を愛してくれて』

･

「愛している」と言うと

「私も愛してるよ」と

心臓の声がした

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