魂を、愛していた【syo】:2 ページ2
you side
シャオさんが緊急手術室に運ばれた
赤いランプが点灯する
私は黙ったままだった
「あの…Aさん、大丈夫ですか?」
仲の良い看護婦さんが私の肩に手をそっと置く
「シャオさん、死んじゃうのかな」
「死にませんよ、信じていれば死にませんよ」
何時間も経って赤いランプが消えた
「先生…シャオさんは?」
「非常に危険な状態です…早くドナーを見付けなければ…」
先生の話を全部聞かないうちに私の目の前は
暗転した
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syorn side
「匿名の方でドナーを引き受けてくださる方が見つかりました」
開口一番、医者はそう言った
「断ってくだ…」
「だめです」
医者は泣きそうな顔をして言った
「あなたを待っている人は沢山居るのですよ」
「…」
俺は迷った
だけど、医者の一言で生きたいという気持ちが溢れて
「先生、手術を…」
「もちろんです、では手術の準備を」
赤いランプが点灯する
俺の視界と記憶が暗くなる
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小さい珊瑚についてる桃(プロフ) - チワワさん、ポメラニアンさんもいいですが、やはり一番好きなのはオスマンさん!! (2017年2月6日 0時) (レス) id: 78b6c86721 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - 小さい珊瑚についてる桃さん» 分かります〜!! (2017年2月5日 20時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
小さい珊瑚についてる桃(プロフ) - 私はオスマン帝国が好きですw (2017年1月22日 21時) (レス) id: 2c6c49cfed (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - 葵篠原さん» 二人、という表現は閲覧した友人にも好評でした、良いですよね、二人。やはり皆様戦友〜好きですね…いやはや嬉しい限りでございます、ありがとうございました! (2016年10月14日 22時) (レス) id: 9114276903 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - 氷藤飛さん» そんなに誉めていたいて嬉しいです、ありがとうございます!あのシリーズは自分で書いていても楽しかったので…wよろしければ今度出す続編も閲覧して下さいね (2016年10月14日 22時) (レス) id: 9114276903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睡眠酸素 | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。
作成日時:2016年7月11日 19時