＃30 ページ36
障害物レースは白熱していた
第一関門のロボ・インフェルノを抜けた先
続く第二関門は落ちたら即アウトのザ・フォール
進むには張り巡らされたロープを渡る必要がある
『(まぁ、俺には関係ないけど…)』
「色んな奴がロープを渡る中、1−A黒瀬！！まさに高みの見物だ！！ちょっと卑怯に思えてきたぞ！！」
プレゼントマイクの言葉に俺はいたたまれなくなった
一人、空を飛ぶ俺は障害も妨害も全く関係ない事だった
だからこそ、他の人が自分の持てる力全てを使って障害物を越える姿を見ると
若干、良心が痛んだ
【Aだって、オレっていう個性を使ってるし、同じだロ？】
『(そりゃ、そうなんだが……)』
【でも、確かにオレもコレ飽きてきタ】
『(飽きたって……お前なぁ……)』
【ここだと、色んな奴が見えて楽しいけど、見るのだけじゃつまんねェー！！】
本当に、わがまま放題だな、コイツ
でも、確かに俺もこのまま一位も面白くない
最後くらい、みんなと同じ目線で戦いたい
そう思った俺は最終関門に差し掛かったときに急降下して地面に降りた
「おっと、最終関門に一番乗りした黒瀬が地面に降りたぞ！？もしかして俺の言葉を気にしたのかー！！？意外と繊細ボーイか！？だとしたらごめん！！」
繊細ボーイで悪かったな！！
何でそういう実況するんだよ……
選手宣誓の時から悪目立ちしかしてない…
『(って、落ち込むのは後だ)』
最終関門は一面地雷原の怒りのアフガン
地雷の威力は大したことないが、音と見た目が派手らしい
『(これ、先頭ほど不利なコースだな…)』
地雷の位置は確かにわかるようになっているので避けながら進む
俺の現在の順位は一位、二位の轟との距離を黒鉄を使って確認すると、5mほどしかない
なぜかというと、参加者の個性を把握するため、遅く飛んでいたからだ
『(ちょっと心もとない距離だな)』
少し不安になりながらも、前を向いて走る
後ろの状況は、服の襟に黒鉄を付けて確認できるようにしている
すると、爆豪が轟の元まで飛んできた
「ここで爆豪も先頭争いに加わったぁぁ！！未だ一位は黒瀬だが、その差もあってないようなもの！！喜べマスメディア！！お前ら好みの展開だぁぁ！！」
このままだと、俺もすぐに抜かれそうだな
『恨むなよ』
俺は鎖で二人の進行方向にある地雷を爆発させた
「だが、ここで黒瀬！！二人を妨害！！距離を広げていく！！」
簡単には抜かせねぇよ
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ピン - n番煎じだなんてそんな、、！！とても素敵(？)です！！これからも頑張ってください！！ (2019年4月7日 20時) (
レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - 鳥栖さん» コメントありがとうございます！途中で気づいたんですが、書き直せてないとこがありましたか……！教えていただきありがとうございます！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
鳥栖(プロフ) - 漢字についてなのですけど「ばくごう」は「爆豪」です。所々「爆轟」になってしまっています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 8f71125a5b (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - ピンさん» コメントありがとうございます！作者の創造力が無いせいでn番煎じなものになってしまってすみません……精進します！！ (2019年3月23日 20時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピン - 個性にすっげぇ見覚えあるから話に入りやすかったです、、！！ (2019年3月23日 17時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼碧海△ | 作成日時：2019年3月6日 19時
