＃29 ページ35
スタート位置につく
人数のわりにゲート狭くないか？
あ、そういう事か…ここがすでに最初のふるいってわけか
なんにせよ、轟が初見殺し仕掛けてきそうだし…
色々と考える中、スタートの掛け声がかかる
それと同時に俺は黒鉄をバネにして大きく跳躍し、他の人の頭上を通って前に躍り出る
俺の予想通り轟は氷結を使ってきた
『(まぁ、オレだけじゃなく1−Aは全員予想できただろうが)』
さて、この後はどうするか
一応今はみんなと同じように走っているが、ちょっとズルい手もある
ただ、俺はソレがあんまり好きじゃない…
理由は単純、恥ずかしいからだ
【オレはカッコよくて好きダ！】
『(黒鉄の意見は聞いてない)』
悩みながら進んでいると、目の前に入試のときの0P敵が大量に見えてきた
倒してもいい気はするが……轟みたいにパパッと終わらせれないし
あぁー……背に腹は代えられないか…
『(黒鉄、アレやるぞ)』
【わかっタ！みんなを驚かせよウ！！】
そして俺はもう一度バネで跳躍し、敵の頭上を越える
そのまま俺は体の正面を地面に向け、重力に逆らわずに落ちていく
「1−A黒瀬、なんつー跳躍力！！余裕で頭上を越えたー！！だが、そのまま落下してるぞ！？何考えてんだー！！？」
プレゼントマイクが実況する声が聞こえる
その声は飛んだことに対してか、落ちていることに対してか、はたまたその両方にか
驚きを含んでいた
『(けど、驚くのは、まだ早い)』
俺がそう考えたとき、今まで落ちるだけだった俺の体は浮上しはじめた
「おいおいおい！！何が起こった！！？黒瀬の背中に羽が生えてるぞ！！？」
さっきよりもさらに大きな声で動揺を隠さずプレゼントマイクが叫んだ
そう、今俺の背中には羽が生えている、真っ黒な羽が
『(やっぱり恥ずかしい…黒っていうのが最高に恥ずかしい……)』
この年で中二病かよって思われそう
【黒だからカッコいいんじゃねぇか！】
『(やっぱり、真面目に走るべきだったか？)』
でも、コレ出したのに走るのもな…なんか違うよな……
障害物レースが終わるまでの間だけだ
その間、俺が恥ずかしいのに耐えればいいだけだ
俺は自分に言い聞かせながら、空中を進んだ
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ピン - n番煎じだなんてそんな、、！！とても素敵(？)です！！これからも頑張ってください！！ (2019年4月7日 20時) (
レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - 鳥栖さん» コメントありがとうございます！途中で気づいたんですが、書き直せてないとこがありましたか……！教えていただきありがとうございます！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
鳥栖(プロフ) - 漢字についてなのですけど「ばくごう」は「爆豪」です。所々「爆轟」になってしまっています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 8f71125a5b (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - ピンさん» コメントありがとうございます！作者の創造力が無いせいでn番煎じなものになってしまってすみません……精進します！！ (2019年3月23日 20時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピン - 個性にすっげぇ見覚えあるから話に入りやすかったです、、！！ (2019年3月23日 17時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼碧海△ | 作成日時：2019年3月6日 19時
