＃ある日の話 その1 ページ26
国立雄英高等学校
その中にあるヒーロー科では、将来有望なヒーローの卵が勉学に励んでいる
これはそんな少年少女の日常の一コマを切り取った物語である
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
朝、HRが始まるまでの空き時間
先生が来るまで思い思いに生徒は時間をつぶす
1−Aも例外ではなく、話し声に溢れていた
「デクくん！飯田くん！」
そんな中、一人の女子生徒…麗日お茶子は少し大きな声で
一緒にいることの多い二人…緑谷出久と飯田天哉に声をかけた
「ど、どうしたの？麗日さん」
「何か問題が！？」
どこか切羽詰まった様子の麗日に二人は何かあったのでは…と勘繰る
「大したことじゃないんだけど…黒瀬くんとメッセージとかメールでやり取りしたことある？」
「えっと…？」
やけに真剣な表情で聞かれた内容は、二人の予想の斜め上のものだった
なんでそんなことを？と思うと同時にとある答えに行きつき
二人は、あのことか…と納得した
「その様子だと、麗日さんもやっぱり驚いたんだね…」
「やっぱりってことはデクくんたちも？」
「あぁ、俺も驚いてしまった。まさか文面だとあんなに丁寧に話すとは思わなくてな」
飯田の答えに麗日と緑谷は大きく頷いた
そう、麗日が二人に話したかったこと
それは黒瀬Aが文章だといつもと全く違うことだった
事実として、麗日は対人戦闘で黒瀬がすごかったと他愛のないことを送った
その後既読が付いたかと思うと、十数分後にかなりの長文が返ってきたのだ
スクロールしないと読めないほどの文章には
対人戦闘での麗日に対する評価だったり、アドバイスだったりが詰め込まれていたのだ
「何話してんだ？」
するとその様子が気になったのか、上鳴電気が声をかける
「実はね−−…」
麗日は自分が体験したことをそのまま伝える
それを聞いていた上鳴はもちろんのこと
いつの間にかその場にいた全員が話を聞いており
麗日が話し終えるとクラスには驚愕した声が響いた
「マジかよ…」
「黒瀬Aの知られざる素顔ってか！？」
「イケメンなうえにギャップ男子とか…絶っ羨！！」
「普段の黒瀬ちゃんが可愛く見えるわ」
あちらことらで様々な声が上がる
そんな時、クラスの扉が開かれた
『…何？』
入ってきたのは今まさに話題に上がっていた黒瀬Aだった
クラス中から視線を浴び、怪訝な表情をする
麗日たちは何でもないとごまかし席に戻った
このことは胸にしまっておこう
話を聞いたものは、そう決意した
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ピン - n番煎じだなんてそんな、、！！とても素敵(？)です！！これからも頑張ってください！！ (2019年4月7日 20時) (
レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - 鳥栖さん» コメントありがとうございます！途中で気づいたんですが、書き直せてないとこがありましたか……！教えていただきありがとうございます！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
鳥栖(プロフ) - 漢字についてなのですけど「ばくごう」は「爆豪」です。所々「爆轟」になってしまっています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 8f71125a5b (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - ピンさん» コメントありがとうございます！作者の創造力が無いせいでn番煎じなものになってしまってすみません……精進します！！ (2019年3月23日 20時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピン - 個性にすっげぇ見覚えあるから話に入りやすかったです、、！！ (2019年3月23日 17時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼碧海△ | 作成日時：2019年3月6日 19時
