＃13 ページ14
「あ、お、おはよう黒瀬くっ…！？」
朝、教室のドアを開けて中に入ると
緑谷が挨拶をしてきた…が、俺はそれどころじゃなかった
「えっと…なんだか疲れてるみたいだけど…大丈夫？」
『大丈夫に見える？』
「いえ、全く！！」
どこか怯えた様子の緑谷に、少しの罪悪感を抱きながら席に着いた
俺がこんな状況になった理由はただ一つ
校門前にマスコミの群団がいたからだ
自慢じゃないが、俺は人付き合いというのがかなり苦手だ
この年になっても未だに、初対面の人に挨拶一つまともにできないくらい重症だ
そんな人が、マスコミに囲まれて四方八方から飛んでくる質問に耐えられると思うか？
そんなわけで、俺の気分は急降下したわけだ
気分は底辺のまま今日のHRが始まった
昨日の戦闘訓練に関して二名ほど注意を受けてた
まぁ、仕方ないよな
そして、今日のHRの本題というのが“学級委員長を決める”というものだった
流石プロヒーロを目指しているだけある
勢いよくみんなの手が上がった
下心丸出しの声が聞こえたが…俺は何も知らないし、聞いてない
騒がしくなったクラスに「静粛にしたまえ！！」と声が響く
飯田は、民主主義に則った投票で決めようと提案した
確かにいい案だが…まずはその綺麗に挙げられた手を下した方がいいぞ
結局投票という形に収まり
委員長は緑谷、副委員長は八百万に決定した
俺に一票入っていたのには驚いた
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
昼休みになり、三人と一緒に食事をとる
話題は自然と委員長のことになり、お互いどこに入れたのかという話になった
飯田と麗日が緑谷に入れたらしい
何となく予想は付いていたけどな
「にしても、俺に一票入れてくれたのは誰なんだろうか？」
「飯田くんはデクくんに入れたんだもんね」
『それ、俺がいれた』
「そうだったのか！？」
「そ、そういえば、黒瀬くんは委員長決めるって話になったとき、手挙げてなかったよね」
「あ〜でも、黒瀬くんならなんか納得できるかも」
「確かに、黒瀬くんは他人と関わるのがあまり得意ではなさそうに見える」
改めて俺の印象を他人から聞いたが…ちょっと凹むな……
これでも、出来る限りの努力はしたんだが……
「でも、私、黒瀬くんに一回元気づけられたことあるよ！」
「えぇ！？そうなの！？」
「全く想像がつかん」
俺も全く身に覚えがない
というか、麗日との会話なんてまだ数回の事だし、一体いつの事を言っているんだ？
戸惑う俺たちをよそに、麗日は話だした
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ピン - n番煎じだなんてそんな、、！！とても素敵(？)です！！これからも頑張ってください！！ (2019年4月7日 20時) (
レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - 鳥栖さん» コメントありがとうございます！途中で気づいたんですが、書き直せてないとこがありましたか……！教えていただきありがとうございます！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
鳥栖(プロフ) - 漢字についてなのですけど「ばくごう」は「爆豪」です。所々「爆轟」になってしまっています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 8f71125a5b (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - ピンさん» コメントありがとうございます！作者の創造力が無いせいでn番煎じなものになってしまってすみません……精進します！！ (2019年3月23日 20時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピン - 個性にすっげぇ見覚えあるから話に入りやすかったです、、！！ (2019年3月23日 17時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼碧海△ | 作成日時：2019年3月6日 19時
