page248 恋愛感情 ページ14
「じゃ、ミナトっちのお菓子も美味しく頂きながら、さっきの話の続きといきますか！」
カケルがそう切り出すと、皆はそれぞれ恥ずかしそうな笑みを浮かべた。
「さっきの話って……？」
皆の様子が気になりそう聞くと、レオがカケルの代わりに応えた。
「皆の、好きになる人のタイプを話してたんです！」
つまり恋バナというやつだろうか。なんとも学生らしい話だ。
「それで、Aさんのお話も聞いてみたいなぁーなんて思いまして。」
「えぇ、私……？」
全員の視線が私に集まる。それもきらきらとした瞳で。
「私は…うーん…」
ここで好きになった人がタイプ、などとお決まりのことを言えばガッカリされるのは目に見えていた。私は必死に考えた。変わったことのひとつやふたつ、言うべきだと。私は、必死に考えた。
「好きって…むずかしいよねぇ。」
そうして出た言葉がそれだった。皆ぽかんとしてこちらを見ている。あぁ、申し訳ない。
だって私には難しいのだもの！
半分やけくそな感情を持ったまま苦笑いを浮かべた。
「えぇええ！？」
ワンテンポ遅れて反応が返ってきた。
「Aさん、誰かにときめいたこととかあまり無いんですか？」
「キュンキュンした人の特徴とかでも…！」
「きゅんきゅん……」
脳をフル回転させて今までの出来事を振り返る。しかし考えている間に会話は進んでいく。
「Aさんにとって、恋愛としての好きって、どんな感じだと思いますか？」
シンの、真っ直ぐなその質問に、私は不思議と応えることが出来た。
「一緒に居て、楽しいとか…たまに恥ずかしいとか……。」
私が話し始めると、彼らは真剣に話を聞き始めた。
「声をかけられるだけで凄く嬉しかったり……笑顔とか、表情の変化が可愛いって思えたり…あとは、そうだなぁ。…朝も夜も１番…なのかな。」
『 朝も夜も…？』
「うーん…朝起きて１番最初に。夜は寝る前の１番最後に、その人のことを考えてたら、それは、好きなんじゃないかなぁって。」
「…あれ…思ったよりAちゃんって、大人なんだねん。」
「素敵な考え方ですー…」
「なるほど。確かに、目覚めてすぐ特定の誰かのことを想うというのは、恋なのかもしれないな。」
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kiko(プロフ) - ななしさん» 初めまして！読んでいただきありがとうございます。ハピなるになっていただけたようで私も嬉しいです^^他の方の作品あまり読んだことなかったので、チェックしてますね！ (5月28日 3時) (
レス) id: 22e3e6f4b3 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 初めまして、kikoさん、作品とても素敵でキュンキュンです(照)私の友人もプリティーリズムの作品書いてるので良ければ読んで下さい(( (5月23日 4時) (レス) id: 3b8bc56239 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiko | 作成日時：2022年12月13日 12時
