page157 彼女と同じ ページ17
「プリズムストーンを貰えるかな?」
A「え…プリズムストーン…。」
優しい笑みを崩さず、眼鏡のお姉さんは言った。
A「私持ってないです。」
申し訳なさそうに答えると、「持ってるじゃない。」と言いながら指をさされる。
首を傾げると、ポケットに入っていたスマショからスタンが飛び出してきた。
「スタンスタン〜!」
A「え、スタン?……ってうわっ!」
宙に浮いていたスタンは姿を消し、代わりに小さなハート型のものがAの手に落ちた。
「それはチャームストーン。中に入っているのは…あら、うふふ。」
説明の途中で笑われた。何かおかしい事があったのだろうか。
A「えっと…ワンピースが……。」
「そうね。それはセブンスコーデのスタードレス。じゃあ、ストーンをセットして?」
A「セット…。」
彼女が指先を使い生み出した専用の台に、ストーンを置く。
「それじゃあ行くわよ!」
その言葉と同時に足元が光り、下から上へみるみる服が変わっていく。頭の先まで光が行きたわると、近くで扉が開いた。吸い込まれるように扉へ向かい、出た先には……
冷「COOL!プリズム空間での着替えはどうだったかなー?」
さっきまで一緒にいた皆が集まっていた。Aが立っている場所はステージのようだ。
ステージ下で自分を見つめる彼らの目は…いや、みんなAなど見ていない。
なる「その服…。」
皆服に釘付けだった。それもとても複雑な表情で。
あん「……。」
カヅキ「あれって確か…。」
コウジ「あぁ。りんねちゃんが着てた服…なのかな。」
この雰囲気の中見つめられ続けるのも辛い。何か話さなければ…
A「あの……へ、変…でしょうか…。」
なる「あ、ううん!とっても似合ってるよ!えっと…その…私の友達が着てた服に似てるなぁって思って!」
あん「うん、すっごく似てるからびっくりしちゃってさ!」
懸命なフォローが入る。この空気、どうにかしなければ。
A「えっと…」
「プリズムショー!」
話す前に、ヒロが声を上げた。
ヒロ「せっかく着替えたんだ、プリズムショー見せてよ!ね!」
なる「ヒロさんナイスアイディア!私もAちゃんのプリズムショーみたいな〜!」
カヅキ「お、いいな盛り上がるじゃねぇか!」
A「あはは…」
どうやら有名プリズムスタァ達の目の前で自分のショーを披露しなくてはならないらしい……
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kiko(プロフ) - コノミさん» コノミさん、いつも読んでくださりありがとうございます!本当ですか!とても嬉しいです励みになりますッッどうぞこれからもよろしくお願いしますね♪ (2020年4月9日 18時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
コノミ(プロフ) - めちゃくちゃずっと読んでてめちゃ胸キュンします!!このシリーズは大好きなので 頑張ってください! (2020年4月9日 0時) (レス) id: c314281d85 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - えぃかさん» えぃかさん、読んでいただきありがとうございます!好みッッとても嬉しい褒め言葉です……まだまだ下手な文章ですがこれからも見ていただけると嬉しいです♪ (2020年2月11日 2時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
えぃか(プロフ) - めっちゃ好みの小説です!!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (2020年2月11日 1時) (レス) id: 12b917d369 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - いちごみるくさん» いちごみるくさん読んで頂きありがとうございます!そう言ってもらえて光栄です……(><)嬉しいです頑張ります! (2020年1月13日 14時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kiko | 作成日時:2019年3月24日 2時