page166 優先すべき問題 ページ26
ールヰsideー
この地に戻ってきたのは何年ぶりだろう。
まだどこかに貴方の気配を感じる。会いたい、どこにいるの。
「今、会いに行くよ!」
嬉しさから、自然と笑いが込み上げる。両手を広げ、この世界の空気を味わった。
しかしそれには、彼の気配とは違う何かが混ざっていた。
「誰……?」
あぁ、早く会いたい。でも、先に解決しなきゃいけないことがあるみたい。
「これは…。」
どうやらこの問題、一筋縄ではいかないようだ。何故こんなエラーが発生したのだろう。
まずは、この問題の元凶に会わなければならない。
元凶…彼女は一体どこに?
目を閉じ、集中力を高めて居場所を確認する。
「見つけた。」
そう言ってすぐ、場所を移動した。まるで瞬間移動のように。
目の前に現れたのは、大きな建物。少々古い建物のようだが、立派なデザインだ。
「エーデルローズ……?寮みたいだね。」
近くにあった看板を見て気づいた。簡単には入れなそうだ。この中に彼女がいるのは間違いない。どうしたものかと考えていると、近くの柱の張り紙が目に入る。近づいて詳細を見ると、「シュワルツローズ、生徒募集。」と書いてあった。
「これだ!」
私もプリズムスタァになれば、この寮に入れるかもしれない。
本当はエーデルローズの方が手っ取り早いかも知れないが、今のところ募集はしていない様子。ならば仕方がないだろう。
「へぇ、この人が総帥……。」
法月仁…この人は、私が傍にいなければいけないみたいだね。
一目見た瞬間に、そう思った。くるっと寮に背を向け、歩き出す。
「待っててね……シャイン。」
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kiko(プロフ) - コノミさん» コノミさん、いつも読んでくださりありがとうございます!本当ですか!とても嬉しいです励みになりますッッどうぞこれからもよろしくお願いしますね♪ (2020年4月9日 18時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
コノミ(プロフ) - めちゃくちゃずっと読んでてめちゃ胸キュンします!!このシリーズは大好きなので 頑張ってください! (2020年4月9日 0時) (レス) id: c314281d85 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - えぃかさん» えぃかさん、読んでいただきありがとうございます!好みッッとても嬉しい褒め言葉です……まだまだ下手な文章ですがこれからも見ていただけると嬉しいです♪ (2020年2月11日 2時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
えぃか(プロフ) - めっちゃ好みの小説です!!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (2020年2月11日 1時) (レス) id: 12b917d369 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - いちごみるくさん» いちごみるくさん読んで頂きありがとうございます!そう言ってもらえて光栄です……(><)嬉しいです頑張ります! (2020年1月13日 14時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kiko | 作成日時:2019年3月24日 2時