煌めきを君に

page48 会話 ページ49

ーAsideー

ヒロ「ただいま〜！」

カヅキ「帰ったぜ！」

コウジ「あ、お帰り。ご飯できてるよ！早く食べよう。」

A「お帰りなさい………」

小さな声で挨拶するとヒロがそれに気付き、
Aに向かってウィンクをした。

ヒロ「ただいま。Aちゃん。」

相変わらずすごいオーラ………これがプリズムスタァ………

カヅキ「おー！今日はハンバーグか！」

ヒロ「さっすがコウジ！今日もうまそうだな」

テーブルに料理が並べられていく。
ここには食堂があったはず………
なんだかすごく申し訳ない。

「「いただきまーす」」

料理を食べようとしたとたん、ヒロに話しかけられた。

ヒロ「そういえばAちゃん。衣装は大丈夫だった？」

A「あ、はい大丈夫でした。髪型も…その、決めたりとか。」

カヅキ「おお！進んでるな！」

コウジ「思ったより時間ないからね。レッスンに専念した方がいいと思って。パパッと決めちゃったよ。」

うまく会話に馴染めるようになってきた。
まだ少し遠慮しちゃうけど………

カヅキ「んー、やっぱコウジの飯はうまいな〜！」

コウジ「ふふっ。ありがとう。」

プリズムスタァといってもやっぱり普通の男の子なんだな………。肉ばっかり食べてる…

A「あの…カヅキさん…野菜………」

思わず口に出してしまい、慌てて口を抑える。

ヒロ「えっ野菜？」

コウジ「あ、そうだよカヅキ！言おうとした！ちゃんと野菜も食べてよ。」

カヅキ「げっ………お前らなぁ…おかんかよ…」

あれ。思ったより普通の反応…良かったのかな？

カヅキは黙々と野菜を食べ始めた。

ヒロ「………ふふっ。(こういうことも言えるようになったのか…)」

ヒロは少し驚いた。あんなに喋らなかったAがカヅキに向かってそんな事を言うなんて。

ヒロ「ねえ。明日から、発表に向けて本格的にレッスンに入る予定なんだ。何かやった方がいいこととかあるかな？」

カヅキ「おー！なるほどなー。」

コウジ「う〜ん、特製スポーツドリンクをつく…」

ヒロ「いやコウジ…そうじゃなくって…」

いよいよ本番に向けて練習かぁ………
振り付けは…あれ？

その時Aは、ふりつけがサビまでしか
ないことに気がついた。

page49 発表に向けて→←page47 秘密？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す