煌めきを君に

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ーカヅキsideー

カヅキ「お前は、そう思うのか？」

Aは首を縦にふった。

カヅキ「そうか………でもあいつああ見えて、俺達の中でも１番自分に自信のないやつだぜ。」

A「え………」

いつもキラキラなオーラを放ち、常に爽やかなヒロは、それは自信に溢れた人間に見えるだろう。

カヅキ「あいつは才能がある。でもその才能に頼ろうとしない、ちゃんと努力するやつなんだ。昔は裕福な暮らしをしてなかったせいもあって、人一倍自信がないんだろうな。」

A「裕福な…暮らしじゃなかったんですか。」

カヅキ「詳しくはヒロに聞いた方がいい。絶対ビックリするぜ。」

A「はぃ…」

カヅキ「とにかく、自信あるように見えて実は全くないやつだから。優しくしてやれよ！」

カヅキは仲間の事をよくみている。だからコウジやヒロがどんな人間なのかは把握済みだった。


カヅキ「(自信はなくても、芯は強いやつだけどな。)さ、ショーの話に戻ろーぜ。振り付けは考えるとして………ジャンプをどこに入れよーか。」

２人で考えていると、ヒロ達が戻ってきた。

ヒロ「お待たせ２人とも、いくつか資料もってきたよ。」

ヒロの登場に、カヅキとAは顔を合わせ、思わず微笑んだ。

コウジ「なんで笑ってるの？」



カヅキ「ハハッ内緒だよ。な？A？」

A「………はいっ。」

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