page31 気分転換 ページ32
ーAsideー
翌日、Aはヒロの部屋に向かった。今日からまたレッスンが入る。迷惑をかけないように早起きもした。
A「(……………よし。ノックノック……)」
コンコンッ
扉をたたくと、明るい声が返ってきた。
「はーい！」
少しすると、扉が開いた。相変わらず爽やかな笑顔でヒロは挨拶をしてきた。
ヒロ「おはよう。早いね。それじゃあ行こうか。行くと言っても、今日はレッスンじゃないよ。」
A「おはようございま………え？」
レッスンだと思っていたのに、違うと言われ困惑する。
ヒロ「まぁまぁ、ちょっとした気分転換だよ。さ、行こうか。」
ヒロはAの手を取り歩く。
本当にアイドルだよねこの人………
たどり着いたのは商店街。周りを見渡せば様々なお店が建ち並んでいる。
ヒロ「ここは、僕たちもよく買い物にくるんだ。何か見たいものある？遠慮なく言ってね。」
見たいもの………といわれても………
A「そう……ですね………見たいもの……」
ヒロ「ふふ。じゃあお茶でもしようか。この後違う場所にも案内したいんだ。」
A「あ、はい…！(お茶かぁ…)」
Aも女子なわけで。お茶という言葉に弱い。中々ゆっくりと話す暇もなかったので、ちょうどいい機会だ。
カフェに入り、それぞれ飲み物を頼む。
ヒロ「どう？エーデルローズには慣れた？」
A「あ、はい…少しは………」
ヒロ「少し、かぁ…でも僕たち以外の寮生に会わないのは、大変だよね。」
少し緊張気味のAに対して、ヒロは優しく話しかける。
プリズムショーの話、日頃の話などをし、
商店街を少し歩いて２人は電車に乗り込んだ。
ヒロはどこに行くかは明かしてくれない。
ヒロ「思い悩んだりした時に、よく行く場所なんだ。きっと気に入ってくれると思うよ♪」
そう言ってしばらく電車に乗り、降りたところは……………
浜辺だった。
人はいなく、波が静かにうちつけている。
不安に思っていたことまでも流されていくようだ。
ヒロ「いい所でしょ？」
彼はさっきまでとはまた違う、優しく、そして穏やかな笑みを向けてきた。
ヒロ「君が、どこから来たのかは分からないけど。僕らは君の敵じゃない。だから、安心して過ごすといいよ。コウジもカヅキも本当にいいやつなんだ。」
一人言のように呟いたその言葉は、Aの心の奥まで届いた。
page32 悩み→←page30 プリズムショーは好きかい？
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kiko(プロフ) - モモガッパさん» そうなんです！そうなんです！楽しみすぎます♪ありがとうございます〜！そう言ってもらえて光栄です(*^-^*)ヒロ様は永遠の王子様ですよぉ〜w (2018年6月15日 20時) (
レス) id: c99f7c1494 (このIDを非表示/違反報告)
モモガッパ - 2019の春にキンプリアニメ化＆映画化決定しましたね！！この作品とても面白いです！kikoさんはヒロ様が好きなんですね私も大好きです(*^^*) (2018年6月15日 20時) (レス) id: 18a2c7164a (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - kikoさん» そうなんですね！絶対見にいきますありがとうございます！ (2018年6月13日 3時) (レス) id: 142f5ad86d (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - しろさん» ありがとうございます！キンプリ大好きですよ♪また映画やるみたいなので早く見たいです…！w (2018年6月11日 22時) (レス) id: c99f7c1494 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - キンプリが好きな方がまだいて嬉しいです！面白いです (2018年6月11日 19時) (レス) id: 142f5ad86d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiko | 作成日時：2018年5月23日 2時
