さいきょうのふたご【CR】

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Aside




「おはよぉ〜…。あれ、今日仕事は？」




ふわぁ、と欠伸を一つしてリビングに入ってきたリオが開口1番そう言った。

まぁそうか、いつもこの時間は家を出るべくバタバタしてるもんな。




『ないよ。飯食う？』

「たべるー。ケトはもう食べた？」

『んーん。んじゃトーストでいい？』

「うん、マーマレードね！顔洗ってくる。」




久々にリオと食べるかもしれないと、準備をしようとして気付く。


最近は出突っ張りでゆっくり食べる時間もなかったから、コンビニかもしくは抜いて働いていた。

そう考えると、健康に悪いなぁと、どうでも良い事を考えながらトーストをトースターに入れ、ジャムだのバターだのを机に出す。

簡単に、リオ用にココアを、自分用にコーヒーを作れば、チンッとトースターに呼ばれた。




「あ、ココアつくってくれたの？ありがと！」




皿にトーストを乗せて机に運んでいる最中にリオが帰ってきて、2人でいただきますをした。




「…ケト、CR入る件、どう？」

『あぁ、』




昨晩あの夢を見てから、考えては見た。



もしミトゥナとして2人で入るならば、



，





，







入るならば、あの子は俺たちを見つけてしまうのか？



『……どうしても、リオは入りたい？』

「ん。ふぁいりたいかな。……んん、RASもsellyも居るなら、楽しいかなってね」


リオの言うことにも一理あるんだ。

あの2人なら、何かあってもサポートしてくれるんだ。絶対。

リオは、前に進もうとしてる。過去にしがみついてるのは俺だけかもしれない。



『…………＿＿＿＿＿＿＿＿』


いいかげん、前に進まなくちゃいけないんだ。

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