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大学進学か否か。


どちらを取るにしても、山本さんのお家からは出ていかなければならないのだ。


そして、「考えておいてね」と部長に言われた、その答えを出す期限が迫っている。

来週には面談があり、そこではっきりと言う必要があるのだ。



「山本さん」


お風呂上がり、ソファでテレビを見ながらくつろいでいる山本さんに声をかけた。



「ん?」

振り向いた山本さんの濡れたままの髪に、何故か少し鼓動が速くなった。



「実は…」

お昼の出来事を話す。

だから私はもう出ていかなきゃならないと言う事も。



「…そっかぁ」

山本さんは横を向いた。その表情は見えなかった。



「まだ、物件探しとかもありますし、しばらくはここで厄介になってしまう事にはなるんですが…」



「うん、そうだね。
気兼ねせずに居てくれたら良いよ」




私を見て微笑んだ山本さんのその笑顔の裏に、何か感情が隠れているような気がした。





(あ、明日は山本さんの登板日だ)

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かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月10日 21時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るる | 作成日時:2019年6月10日 21時

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