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足音だけが、空へと広がるような静けさ。
人気のない、鬼の好むような場所へと、
少女はひとり、訪れる。
「 ...あれ、もしかしたらこの山って 」
少女の頭の中には、少年と初めて出会った
出来事が鮮明によぎる。
この山は、少女が初めて少年に出会い、
助けてもらった山であった。
「 あれから、私も強くなれたかな 」
ふーっ、と深呼吸をして、少女は
山の中を散策する。
そんな少女に迫る、複数の黒い影。
「 っ! 」
少女は刀に手をかけ、辺りを警戒する。
鬼の姿を見つけると、その頸を狙って、
刀を振りかざす。
その瞳は、少年といる時とは想像できない、
鬼への敵意・嫌悪・憎しみが籠っていた。
「 っはぁ、はぁ 」
徐々に塵になっていく鬼の姿を見ながら、
少女は息を整える。
刀を鞘にしまうと、軽く切れた傷口を拭うと、
山を駆け降りる。
────「 待ってるから 」
少女の頭の中には、その少年の言葉が
何度もよぎっていた。
はやく会いたい、その一心で、
少女は少年の元へと向かった。
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三月の専属ストーカーなつめみく - 実は満更でもない霞柱は草むいくん尊すぎて今絶賛授業中ですけど好評価しました(?) (10月26日 10時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
みぢゅ(プロフ) - 遊ちゃん_SKZさん» 全裸待機ですか…!!笑はやく服を着せるために頑張ります!笑 (5月27日 13時) (レス) id: b629efe56c (このIDを非表示/違反報告)
みぢゅ(プロフ) - さくらさん» 返信してなくてごめんなさい( ; ; )コメントありがとうございます🙏🏻´- (5月27日 13時) (レス) id: b629efe56c (このIDを非表示/違反報告)
みぢゅ(プロフ) - さん» 返信してなくてごめんなさい( ; ; )ありがとうございます🙏🏻✨ (5月27日 13時) (レス) id: b629efe56c (このIDを非表示/違反報告)
みぢゅ(プロフ) - 林檎さん» 返信してなくてごめんなさい( ; ; )無一郎くん素敵ですよねっ! (5月27日 13時) (レス) id: b629efe56c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぢゅ | 作成日時:2023年4月9日 12時