エトワール・ヴィオスクールの紅一点 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:5,525 hit

2話ページ3

皐月君と睦月君で『Twinkle Bell』

ノア君、レオン君、朝陽君、ラビ君、リュカ君で『I♡B』

日下部君、桃井君、鳶倉君、海部さん、折原さん、若王子さんで『ArS』

この3ユニットが決まって、残りは愛童君、湊君、御剣さんと私だけになった。

まあ、でもこの3ユニットは何となく分かってたけど…

そして愛童君、湊君、御剣さんで『F∞F』に決まった。

…て事は

柚希「Aちゃんはソロとして活動して貰います」

やっぱり、か…

星夜「へぇー、A はソロなのか。すげぇな！」

心「Aは女性なんだから、ソロに決まってるでしょ？」

ノア「そうだね。男性ユニットの中に女性1人というのは…」

ああ、世間体ね…

虎彦「で、肝心の名前はなんだ？」

柚希「名前は『C:color(クリアコロル)』。透明色っていう意味よ」

『透明色…』

皐月「それって、イメージが無いって意味になるよな？」

でも、プロデューサーが悪い意味を付けるはずないし…

校長「透明っていうのはね、どんな“色”にもなれる…って言えるよね～」

柚希「イメージが無いって言うのは半分正解かな。Aちゃんには、どんなカラーにもなれるアイドルになって欲しいと思ってこの名前にしたの。

…どうかな、Aちゃん」

皆の視線が私の方に向いた。私の返事を待ってるようだ。

『…その名前に恥じないように努力します』

柚希「ありがとう」

全員、ユニットが決まって気合いが入っている。

その時、校長はユニットのメンバーも名前もまだ“仮”だと言った。

自分の全てを背負わせ、背負える覚悟がある時、完全なユニットとして成立すると説明された。

そして“Twinkle Bell”、“I♡B”、“ArS”は本決定した。

『私も、名前に意義はないから本決定で構わない』

だけど、全ユニットは暫くは仮ユニットとして過ごす事になった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ユニット正式決定の日まで、あと数日

仮の名前のおかげで、目指す場所が見えたから今まで以上に歌とダンスの練習が捗った。

気分転換に、屋上に行くとプロデューサーと湊君と朝陽君がいた。

柚希「…そっか。湊君、朝陽君、話してくれてありがとう」

？…2人が何か相談してたのかな…

2人の話を聞いてると、あと少しで答えを出さなきゃいけないけど、自分に自信がないから、焦っている…というのが悩みだった。